大学生のみなさん、「社会人になる自覚を持ちなさい」なんていうことを言われたことはありませんか?「自覚」といっても、学生と社会人って何が違うのか、よくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、学生と社会人の違いを解説し、就活の面接で聞かれた時に意識するべきポイントもご紹介していきます。

- ・学生と社会人の大きな違いとは?
- ├時間の使い方
- ├責任
- ├お金に対する意識
- ├人との付き合い方
- ├言葉遣い
- ├主体性が求められる
- ├評価のされ方
- └目的
- ・もしも面接で「学生と社会人の違い」を聞かれたら?
- ├質問をする意図
- └答え方のポイント
- ・さいごに
学生と社会人の大きな違いとは?
学生と社会人の大きな違いは何なのか?筆者が考える違いを8つ、あげていきます。
時間の使い方
よく、「社会人はお金はあるが時間がない、学生は時間はあるがお金はない」などと言われることがあります。社会人は、自分の自由になる時間が学生に比べて少ない傾向にあるので、「限られた時間をどう過ごすか」という視点がおのずと生まれてきます。
また、与えられた仕事を納期までにしっかりこなすためには、なんとなく仕事に向かっていてはいけません。納期は厳守ですから、10分でも遅れてはいけないからです。そのため、社会人は「この作業にはどれくらいの時間がかかるから、納期から逆算してこの時間には作業を始めなければならない」などの時間の見積もりを、常に行いながら仕事をしているのです。
責任
社会人になると、今まで以上に自分の行動に責任を持たなければなりません。学生であれば前日飲み会があり、翌日の授業に遅刻したり欠席したりすることがあっても、罰を受けることはありません。しかし、社会人になると、自分の行動には自分で責任を持たなければなりません。前日飲み会だからといって、翌日の朝遅刻する社会人は、非常識とみなされ、信用を失うのです。自分の行動=会社の代表としての行動であることを意識して、恥ずかしくない振る舞いをすることが必要です。
また、仕事の終業時間だからといって、仕事が終わらなくても帰宅して良いかといえば、そうではありません。自分が受け持っている仕事は責任を持って終わらせる、そういった意識が必要です。
お金に対する意識
学生と社会人ではお金に対する意識がだいぶ異なります。学生の場合、勉学が本業のためお金を稼ぐのはアルバイト程度になります。学生だと実家で生活していたり、親からの仕送りがあったり奨学金を借りていたりと生活費を自分で稼ぐ必要があまりありません。そのため、稼いだお金を思う存分サークルや趣味に使うことができますが、社会人になると支出も増え、お金の管理をきちんとしなくてはいけません。学生のうちから貯金するなどお金の管理に気を使ってみるといいでしょう。
人との付き合い方
みなさんには嫌いな人、苦手な人はいますか?また、そういった人が周りにいる場合、どのように接していますか?おそらく、嫌いな人や苦手な人には必要以上に関わらず、フェードアウトしたり、なるべく会わないようにしたりすると思います。
しかし、社会人になったとき、苦手なタイプの人が上司だったらどうでしょうか。上司を避けることもできず、「上司を代えてください」なんてもちろん言えません。うまく接するほかないのです。苦手な人ともうまくやる、その姿勢が社会人には求められます。
言葉遣い
学生のときは同世代の人と話すことが多く、タメ口や若者言葉を使っても問題ありません。
しかし、社会人になると同世代以外の人と話すことが多く正しい敬語を使えることが求められます。ビジネスの場で敬語を使うことができないと、それだけで相手からの印象が悪くなってしまいます。
主体性が求められる
よく、新入社員の教育係となった社会人から「新入社員が指示待ちで困る」なんていう言葉を聞くことがあります。大学生のみなさんからすれば、「指示してくれなきゃわかんない」と思うかもしれませんが、例えばひとつの仕事を終えたときに、先輩から「終わった?」と声をかけてもらうのではなく、「次は○○をすればよろしいですか?」とか、次やることの見当がつかなければ「次は何をすればよろしいでしょうか?」と尋ねればよいところ、ぼーっと待ってしまう人がいることも事実です。
時間は有限です。その時間を有効に使うために、みなさん自身が考えて行動する力が求められているのです。
評価のされ方
学生は、成績評価の視点が「出席」や「テストの点数」、「レポートの出来栄え」などとわかりやすい場合が多いので、一夜漬けやヤマ勘でリカバリーがきくこともあります。
しかし、社会人の評価はそうとは限りません。例えば営業の仕事で高い売上を上げた人でも、その過程がその人の努力によるものでなかったり、その人の仕事に向かう姿勢がとても他の社員の模範とはならないようなものであったりしたら、評価は必ずしも高くはならないのです。「社会人はなんでも数字で評価されるシビアな世界」と思っている学生の方もいるかもしれませんが、評価の観点はそれだけではないんですよ。
目的
学生は、勉強することでどれだけ「自分」のためになるかという視点で勉強する人が多いと思います。しかし、社会人は、仕事をすることでどれだけ「企業」や「社会」の役に立てるかという視点になります。いくらたくさん勉強して知識があっても、仕事や社会で活きなければ、意味がないと見なされてしまいます。
就活においても、自分の能力や学んできたことが、どのように仕事や社会で活きるのか、ということを意識することが必要です。
インターンに参加して社会人との違いを知ろう!
もしも面接で「学生と社会人の違い」を聞かれたら?
就活の際に、面接で「学生と社会人の違いは何だと思いますか?」という質問をされることがあります。面接官は、どうしてそのような質問をするのでしょうか。また、どう答えるのがベストなのでしょうか。
質問をする意図
就活中の学生に対して、企業が「学生と社会人の違い」を質問する意図は、大きく分けて2つの観点があります。
1つ目は、社会人になる覚悟があるかどうかの見極めです。学生と社会人の違いを知った上で、社会人になろうとしている学生と、それともまだまだ学生気分でいる学生。どちらの就活生を採用したいか、もちろんおわかりですよね。企業側は、しっかりと覚悟を持っていて、簡単に辞めたりしない人を採用したいからです。
2つ目は、「働く」ということに対して、どんなイメージや価値観を持っているか確認したい、という意図です。採用担当者は、学生の答える内容によって、「社会人になることに前向きか」という点や、「仕事でどういった点を重視しているか」または「どういったところを不安に思っているか」といったことを感じ取っているのです。
答え方のポイント
答え方に正解はありません。しかし、印象の良い答え方のコツは3点あります。
1つ目は、「結論から答えているか」という点です。答え方としては、「私が考える学生と社会人の違いは●●です」という結論から始めると良いでしょう。どのような質問に対してもですが、結論から答えることによって、質問に的確に答えている印象を聞き手に与えられます。また、話し手の一番言いたいことをすでに聞いているので、聞き手はストレスなくそのあとの言葉を聞くことができます(逆に、結論を最後に話すと、聞き手は「結局何が言いたいのか」と考えながら聞くため、ストレスがかかってしまうのです)。
2つ目は、「前向きに答えられているか」という点です。社会人になることに後ろ向きな印象を与えてしまうと、非常にマイナスです。結論を踏まえて、「自分はこういう社会人になりたい」という前向きな答え方ができると良いですね。
最後は、「実体験を踏まえて話せているか」という点です。実体験に基づく結論は説得力があるものです。アルバイトでもインターンシップでも何でもかまいませんが、経験から感じた「学生と社会人の違い」を伝えられると、より良い答えになるでしょう。
さいごに
「学生と社会人の違い」について、解説してきました。社会人になることを不安に思う就活生のみなさんもいるかもしれませんが、「自分がどんな社会人になりたいか」のビジョンを描くことも大切です。前向きにがんばりましょう。
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