大学生の皆さんは学校やテレビのニュースなどで「就職活動」という言葉をよく耳にすると思いますが、
“就職活動っていつから始まるの?”
という疑問を抱く人も多いことと思います。
選考の時期は企業によって様々であり、またその準備は始めたいと思った瞬間から始めることができるので、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、多くの企業が選考を始める時期はある程度決まっています。
2022年卒・2023年卒の学生にとって選考の時期はいつからか?就活時期の縛りがなくなるのか?また、企業の選考が始まる前は何をしたら良いのか?コロナウイルス感染症の影響は?そういった疑問にお答えしていきましょう。
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- ・就活の時期は決められている?
- ├毎年就活の時期は決められている!
- ├2021年卒業以降は就活時期のルールが撤廃された!?
- ├経団連が就活スケジュールを決めている
- └コロナウイルス感染症の就活時期への影響は?
- ・企業の選考スタートのタイミング
- ├経団連加盟の大手企業(三菱商事、みずほ銀行、キリンホールディングスなど)
- ├経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業(楽天、サイバーエージェントなど)
- ├外資系企業(ゴールドマン・サックス、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど)
- ├一部マスコミ(朝日新聞社、日本テレビ放送網など)
- └中小企業
- ・就活を行う平均的な学生の動きってどんな感じ?
- ├3年生の大まかな動き
- └4年生の大まかな動き
- ・学年関係なくいつでも始められること
- ├業界研究、企業研究、職業研究
- ├自己分析
- └就活でアピールできる経験をする
- ・インターンはいつからやっているの?
- ├短期インターンシップ
- └長期インターンシップ
- ・まとめ
就活の時期は決められている?
毎年就活の時期は決められている!
いつから就職活動が始まるのかについて毎年多くのニュースで話題として取り上げられています。
2022年卒業の大学生(学部3年生・大学院1年生)の就職活動スケジュールは、
大学3年生の3月に説明会解禁
大学4年生の6月に採用面接など選考解禁
となっています。
大学院で修士課程まで修了する学生の場合は
大学院1年の3月に説明会解禁
大学院2年の6月に採用面接など選考解禁
となります。理系の学生はこちらのパターンの人も多いですね。
2021年卒業以降は就活時期のルールが撤廃された!?
2021年卒業の学生以降は「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」というルールを撤廃するという意向を、2018年10月9日に経団連会長が発表しました。
しかし、経団連に代わり政府が新たなルールづくりを主導しており、学業への影響や混乱を防ぐという意図もあり、当面は先述の現行スケジュール維持となりそうです。
ただし、このスケジュールには強制力がなく、一部の企業では時期に縛られずに選考を行っています。優秀な1・2年生に内定を出すということも今後増えていくかもしれません。これにより、短期決戦の辛い就活から解放されるという見方もあれば、1年生から就活を意識しなくてはならなくなり学生生活の自由度が下がるという見方もできます。ルール撤廃が吉と出るか凶と出るかは、学生や企業の動き方次第と言えるでしょう。
そこで、大学1・2年生のうちからインターンシップに参加して、就活で有利になるような過ごし方をしておくことがオススメです。インターンからそのまま内定をもらうというパターンもありますし、そうでなくても就活でアピールできるようなスキルをつけながらアルバイトのようにお小遣いを稼ぐことができたりします。インターンシップガイドは、大学1・2年生から参加できるインターンシップを多数掲載しております。まずは、興味の持てるものがないか探してみてはいかがでしょうか。
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経団連が就活スケジュールを決めている
さて、そんな就職活動の決まりを作っているのが誰か、皆さんは知っていますか?
就職活動の決まりを作っているのは日本経済団体連合会(通称:経団連)という組織です。経団連には、各種メーカーや商社、銀行など約1300社が会員として所属しています。
経団連は、1997年から2016年まで「採用選考に関する企業の倫理憲章」(通称:倫理憲章)という就職協定にかわるガイドラインを提唱していました。その目的は早期化しがちな就職活動時期を遅らせることです。ですが拘束力は弱く、経団連所属の一部企業は倫理憲章を守っていない状態が続いていました。
そこで2013年に、安倍総理の成長戦略の一環で学生の就職活動時期を短縮し学業に専念できる時間をより長くしたいという要請を受け経団連は新たな「採用選考に関する指針」を提唱しました。
そして、2017年卒業生から、今の情報解禁が3月、面接開始が6月というスケジュールになりました。
それに合わせてリクナビやマイナビなどの就活メディアもオープンしているため、大学3年生の3月から実質的な就活が始まるというのが一般的な認識となっています。
しかし、「倫理憲章」にしても「採用選考指針」にしても経団連に所属する企業が制約を受けるものであり、日本の多くの企業がその制約の適用外となっている事実もあります。
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コロナウイルス感染症の就活時期への影響は?
2020年2月頃から、コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が出ています。全国的に大勢の人が集まるイベントを自粛する流れとなっており、合同説明会や企業説明会の中止が相次いでいます。いつまでそういった状況が続くかわからない中、不安に感じる就活生は多いのではないでしょうか。
企業側は、説明会中止の代わりにオンライン説明会(Webセミナー)を実施するという流れがあります。オンライン説明会でも企業のことを知ることができますし、参加記録が残るので意欲を伝えることに繋がる場合もあります。また、エントリーシートの吟味やWebテスト対策もできるでしょう。時期がずれたとしても対応できるように、今できることを進めていくことが大切です。
企業の選考スタートのタイミング
ここでは企業の選考スケジュールの例をみていきましょう。(ここで挙げた企業でももっと長く採用活動をしている場合があります。)
経団連加盟の大手企業(三菱商事、みずほ銀行、キリンホールディングスなど)
経団連加盟の大手企業の就活の一般的なスケジュールは以下のようになります。
大学3年6月~大学3年2月…インターンシップ
大学3年3月~大学4年5月…説明会、ES提出
大学4年6月~大学4年8月…選考
大学4年6月~大学4年8月…内定
経団連に加盟する企業は「採用選考指針」に従うため、原則的には3年生の3月1日に情報解禁(合同説明会、会社説明会開始)、4年生の6月1日に選考開始(面接選考開始)というスケジュールになっています。
しかし、WebテストやESの提出については日程に制約はないため、早い時期から実施している企業もあります。
また、経団連に加盟している企業の中にも、水面下でリクルーター面接などといった形式をとって選考を進めて3月ごろから内々定を出すような企業もあります。
内々定とは、内定を出したいが選考が解禁されていない状態で内定が出せないため「内定を出すことを約束すること」であり、就活生にとって実質内定と同じです。
大手企業のインターン日程をチェックしよう!
経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業(楽天、サイバーエージェントなど)
経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業の就活は次のようなスケジュールが一般的です。
大学3年6月~大学3年2月…インターンシップ
大学3年2月~大学4年8月…選考活動
大学4年3月~大学4年8月…内定
このように、経団連加盟の企業よりも早くから選考を始めて内定を出す企業が多数存在します。経団連のスケジュールに縛られないため、優秀な学生を伝統的な大企業に取られる前に早くから獲得しようとして動いているのでしょう。
外資系企業(ゴールドマン・サックス、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど)
外資系企業の就活は次のようなスケジュールが一般的です。
大学3年6月~大学3年9月…インターンシップ
大学3年10月~大学3年11月…選考活動
大学3年11月~大学3年12月…内定
このように、外資系では大学3年の秋という早い時期から選考活動を行い、早いところでは年内に内定を出します。これは、優秀な学生を早いうちから囲っておきたいと言う狙いがあるためです。
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一部マスコミ(朝日新聞社、日本テレビ放送網など)
一部のマスコミ系企業の就活は次のようなスケジュールとなっています。
大学3年6月~大学3年10月…インターンシップ
大学3年11月~大学3年3月…選考活動
大学3年12月~大学3年3月…内定
このように一部のマスコミでは、日系大手企業でも大学3年の秋という早い時期から選考活動を開始します。
マスコミ業界は慣習として大手の採用が終わってから地方の採用という流れがあるため、早く地方を採用できるようにするためにも経団連に加盟していても例外的に早くなっています。
中小企業
日本のほとんどの企業は上記のどれにも属さない中小企業です。選考の時期はまちまちで、これといった指標を提示することができないため今回は詳述しませんが、年中採用している場合や、大手企業の選考が一通り終わった後に選考を実施している場合があります。
就活を行う平均的な学生の動きってどんな感じ?
経団連の定めるスケジュールに沿った日系大手企業を第一志望とする就活生の例を挙げると、就活での動き方は概ね以下のようになっています。
3年生の大まかな動き
6月…リクナビやマイナビがオープン、インターンシップ申し込み、自己分析を始める、業界・企業研究を始める
7月下旬…インターンシップに参加
8月…インターンに参加後興味のある業界についての企業・仕事研究
9月…OB・OG訪問を開始
10月…面接の練習もかねて、気になる業界の外資系企業やベンチャー企業をの選考を受ける
1月…第一志望企業の雰囲気を再確認するために冬インターンに参加
3月…待ちに待った第一志望企業の情報解禁!説明会参加やエントリーシートの提出を行う。同時に、早期から選考を行っている企業の面接を受ける
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4年生の大まかな動き
6月…選考活動解禁!第一志望の面接が始まる
あくまでこれは例ですが、おおよそのイメージとして頭に入れておくと良いでしょう。
もっと就活解禁直前に動き始める学生も多くいますが、志望企業の絞り込みや選考対策を行う時間が十分に取りにくくなってしまうので、納得いく就活を行うためには早めに動き出すことが何よりです。
次章では、学年問わずもっと早くから始められる就活対策を紹介します。
学年関係なくいつでも始められること
1、2年生だけど就活に向けて何か始めたい、また3年生で志望業界の選考までまだまだ時間があるけどどんな対策をすればよいかわからない、という学生の方に、いつでも始められる就活対策を紹介します。
業界研究、企業研究、職業研究
世の中にどんな業界やどんな企業、どんな職業があるのか、良く知らないという大学生も多いでしょう。サークルやゼミなどの先輩に聞いてみたり、自分の大学の就職課のデータベースで卒業生の就職先を調べてみると、どんな企業があるかわかります。
興味を持った企業や職業があったら、インターネット等で詳しく調べてみましょう。1、2年生でも、企業の採用ページ内の企業紹介は閲覧できる場合が多く、企業の事業内容や仕事の内容が学生向けにわかりやすく説明されていて勉強になります。
ツテがあれば大学のOB・OGを訪問してお話を聞く機会を設けるのもおすすめです。1、2年生の段階で世の中にどんな仕事があるか知っていると、自分の進みたい方向に合わせて必要な勉強をするなど対策を早めに始められますね。
自己分析
自分のこれまでの人生経験を振り返って、自分の得意なこと、好きなことが何なのかを知る作業です。普通に生きていると自分にどんな仕事が向いているのかなんて考えもしないかもしれませんが、これまでの人生で自分がうまくやれたこと、やりがいを感じたことなど振り返ってみることでそのヒントを得ることができます。これも大学3年生の後半になって企業に提出するエントリーシートを書き始めてから慌てて行う学生が多いのですが、早めに始めれば余裕を持って就活を進めることができます。
就活でアピールできる経験をする
就活では「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」を面接などで話すことになります。そこで自信を持って言えるような経験をしていますか?サークル、部活、アルバイトなどなんでも良いのですが、自分が頑張って成果を出した経験、問題を解決した経験、周りの人を巻き込んで何かを生み出した経験などを持っていると面接でアピールしやすくなります。まだ就活開始まで期間があるのなら、まずはこういった経験をするべくいろいろなことに挑戦することが大事です。
また、次章で紹介する長期インターンシップについても、学年問わず始められる場合が多く、企業や仕事のことを深く知ることができるだけでなく就活でアピールできる経験にもなり得るのでおすすめです。
大学1,2年生は必見です!
インターンはいつからやっているの?
もうご存知の方もいることとは思いますがインターンシップには長期と短期の2種類があります。
上の項目で触れられているインターンシップは短期インターンシップと呼ばれるものです。
短期インターンシップ
短期インターンシップはインターンシップ期間が1~2日、長くて2~3週間のものの事を指し、大手企業も含め多くの企業が実施しています。
短期インターンの内容としては、職業体験というよりも、学生同士でのグループワークが中心です。期間が短いため実際の仕事を深く経験するのは難しいですが、複数の企業の仕事を大まかに知るには有用です。就活生の企業研究の一環として活用されることが多く、大学3年生の夏以降に行われることが多いです。
外資系コンサルティングファームなど一部の企業では、短期インターンシップで行うグループワークで優秀な学生を見つけて特別選考フローに招待したり、場合によっては内定を出すこともあります。
短期インターンシップを探すなら、人気企業のインターンが1ページにまとまった「締切カレンダー」で探すのが圧倒的に便利です!締切日程順にまとまっていて、3年生限定のものから学年不問のものまで網羅的に載っているので、ぜひチェックしてみてください!
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長期インターンシップ
長期インターンシップとは、インターンシップ期間が1ヶ月以上のものを指し、実施しているのはベンチャー企業、中小企業が大半です。長期インターンシップでは学生が会社を知るためのグループワーク等ではなく、会社の実務を体験することになります。
短期インターンシップと比べて仕事を深く理解することができ、またインターン生として活躍すれば面接などの選考を行わずにそのまま内定をもらえる場合もあるというメリットがあります。別の企業の選考で自身が長期インターンシップで得た経験をアピールできる点もメリットになります。
多くの企業で長期インターンの募集があり、それぞれ条件も異なるので、自分の学生生活ややりたいことに合ったインターンを探してみましょう。時間があるときに参加した方がたくさん経験を積めるので、大学3年生だけでなく、1・2年生からの参加も歓迎している企業が大半です。
少しでも興味があれば、インターンシップガイドを活用して自分に合ったインターンを探してみましょう!
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まとめ
今回は一般的な就職活動のスケジュールについて解説してきました。
今回の記事のポイントは
・経団連加盟企業のスケジュールは原則的に「情報解禁が3年生の3月、面接開始が4年生の6月」と決められている。
・就活時期のルールが撤廃される可能性もあるが、当面は現状維持となる見込み。
・3年生の秋など、早い時期から選考を行う企業も多い。
・経団連加盟の大手企業のスケジュールに合わせて大学3年生から就職活動を行う学生が多い。
・業界・企業研究や自己分析、長期インターンシップなどは学生が始めたいと思ったときに始められるので、興味があれば早く始めよう。
ということです。
後悔のない就活ができるよう、計画的に行動していきましょう!
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