【例文あり】就活の自己PRで「チャレンジ精神」をアピールする方法!

就活の自己PRで、何を書こうか迷っている就活生も多いでしょう。自己分析をした結果、自分にはチャレンジ精神があるという結論にたどり着く方は、意外とたくさんいます。しかし何をもってチャレンジ精神があるといえるのか、実際にどんな取り組みに励んできたかは、人によって様々です。

本当にチャレンジ精神があるのに、伝え方が良くないせいで面接官に理解してもらえなかったら非常にもったいないですよね。今回はきちんと高評価をもらえるPR方法のコツと、例文をご紹介します。

自己PRで「チャレンジ精神」をアピールする方法!
目次

チャレンジ精神をアピールする前に考えるべきこと

「チャレンジ精神がある」というのは、自己PRでよく使われる要素ですね。しかしどんな場面でも効果的なわけではありません。状況や伝え方によってはマイナスになることもあるので、まずは次の点についてよく考えてみてください。

独自性で印象付けることができるか?

まず頭に入れておきたいのが、自己PRで「チャレンジ精神がある」とアピールする就活生はとても多いということです。「チャレンジ精神があります」というだけではほかの就活生とかぶってしまい、面接官に「またそれか…」と思われてしまう恐れがあります。

「ほかの就活生と差別化できるようなポイントはあるか?」「面接官に印象付けられるような具体的なエピソードがあるか?」を考えてみてください。

社風や職種にマッチしているか?

「チャレンジ精神がある」ということは、プラス評価になると思っている就活生は多いでしょう。しかし企業の社風や職種によっては、必ずしもプラスに評価されるとは限らないと心得ておく必要があります。

ベンチャー企業など、新しいことにどんどんチャレンジすることを求められるような社風なら「チャレンジ精神」はプラス評価になるでしょう。しかし落ち着いた社風の会社や、じっくりと地道に取り組むことを求められるような職種に応募するなら、よりマッチするアピールポイントを考えた方がいいかもしれません。

3つの手順で「チャレンジ精神」をアピールする内容を考えてみよう

就活の自己PRで「チャレンジ精神」を効果的にアピールしたいなら、次の3つの手順で考えてみましょう。

①チャレンジ精神を定義する
②具体的なエピソードを盛り込む
③チャレンジ精神を仕事でどう活かしたいかでしめくくる

自己PR作成手順①チャレンジ精神を定義する

一口にチャレンジ精神と言っても、いろいろな意味合いがあります。「チャレンジ精神がある」ということは、「向上心が旺盛」「行動力がある」などと言い換えることもできますよね。

「チャレンジ精神」がどんなものを指しているかは、人によって微妙に異なるでしょう。まずは、自分にはどんなチャレンジ精神があるのかを具体的に定義することから始めます。

「どんどん新しいことにチャレンジする」ということ。この点についてアピールするなら、これまでの人生で新しくやってみたことをたくさん並べてみてください。

「困難にぶつかっても諦めずにチャレンジする」という考え方もあります。この場合は、部活動やアルバイト、人間関係などでつまずいたときに、困難に対してどんなチャレンジをしたのかを明らかにするといいでしょう。

「一見難しいと思われることにも、臆せずチャレンジする」という観点もあるでしょう。何か新しい物事を始めるとき、自分のこれまで培ってきたスキルや環境によっては、成功の確率が低いと思われることもありますよね。そうした状況でも果敢に挑戦する姿を自己PRしてみてください。

自己PR作成手順②具体的なエピソードを盛り込む

ただ「自分にはチャレンジ精神があります」と言っても、面接官はそれに対し判断のしようがありません。ですから、自分がチャレンジ精神を発揮した具体的なエピソードが必須です。

エピソードを組み立てるときは、「どんな状況下で」「どんなチャレンジ精神を発揮し」「どんな行動をして」「どんな結果が得られたのか」といった構成にすると、わかりやすくなるでしょう。さらに、他人からの評価も盛り込めるとより信頼性が増します。

自己PR作成手順③チャレンジ精神を仕事でどう活かしたいかでしめくくる

自分のチャレンジ精神をより効果的に面接官に売り込むなら、「このチャレンジ精神を活かして、企業でどんな風に活躍したいか」といったところまで話を膨らませる必要があります。

企業がどんな業界なのか、どんな職種を募集しているのかという点に気を付けながら話を組み立ててください。たとえば営業職なら、「既存の顧客だけでなくこれまでつながりの薄かった業界にも果敢にチャレンジをして、新しい顧客を獲得したい」といったアピール方法が考えられます。

自己PRで「チャレンジ精神」をアピールする際の注意点

一般的にはプラスの要素として捉えられている「チャレンジ精神」ですが、伝え方を間違えたり、悪いエピソードを使っていると、マイナス評価になるので注意してください。

「どんどん新しいことにチャレンジする」というアピールは、「一つのことを長く続ける根気がないのでは?」と聞こえるかもしれません。「リスクを恐れずチャレンジする」は、「思慮深さにかけるのでは?」と思われてしまうことも。

「ただチャレンジしただけで終わってしまったエピソード」はなぜやろうと思ったのか、何を学んだのか、などが薄っぺらい内容になりがちです。書く内容に乏しいエピソードしか思いつかない場合は、もう一度自己分析をして他のエピソードを探してみましょう。新しくチャレンジしたことでなくても、向上心を持って取り組んだエピソードなどでも十分「チャレンジ精神」をアピールできます。

自己PRが完成したら、こうした疑問を抱かれる可能性はないかという視点で読み返してみましょう。エピソードを工夫して、マイナスな印象を持たれないようにしましょう。

自分のチャレンジ精神を伝えるための例文

ここからは、就活で使えるチャレンジ精神をアピールするための例文をご紹介します。人によって経験は様々なのでこのままでは使えませんが、自分のやってきたことを落とし込んでみてください。

アルバイトでの経験を活かす

私の強みは苦手なことでも積極的に挑戦できるところです。それを最も発揮したのがカフェでのアルバイトです。大学と同時に始めたこのアルバイトで、最初はホール担当でした。。人見知りだったので、最初は愛想が良くなかったり、声が小さくて聞こえないなどと言われることもありました。しかし、接客コンテストで入賞経験がある先輩に自分の接客を見てフィードバックしてもらうことで人と話すことに慣れ、接客の質を上げていきました。その結果、緊張せずにご案内やオーダーができるようになり、初対面の人でも人見知りせずに話せるようになりました。
貴社でもこの苦手な物事でも積極的に取り組むチャレンジ精神を活かしていきたいです。

サークル・部活動でのチャレンジ経験をまとめる

私はなかなか結果が出なくても諦めずに挑戦できるチャレンジ精神があります。大学時代に所属していたテニス部でその強みを発揮しました。もともと中高でやっていたこともあり、入部した当初は一年生ながら試合にも出場させていただきました。しかし夏ごろからスランプに陥り、レギュラーメンバーから外れるようになってしまいました。

自分のミスで負けることが多かったのでフォームの確認やラケットの見直しなど、徹底的に基本に立ち返りました。しかしすぐにはスランプから抜け出せず、2年生になってもレギュラーメンバーに復帰することは出来ませんでした。

そこでくじけそうになりましたが、先輩と試合の振り返りをしてアドバイスをもらったり、練習時間よりも早めに来て自主練の時間を増やしたりと腐らずテニスに取り組みました。その結果、少しずつ練習試合で勝てることが増えました。そして二年の秋からまた大会に出られるようになり、そこから引退まで一度もレギュラーから外れることはありませんでした。

貴社でも結果が出なくても諦めずに挑戦することで、新規事業を成功に導いていきたいです。

学業でチャレンジ精神を発揮したエピソード

私は苦手なことを克服しようと挑戦する向上心があります。その強みを最も発揮したのが、TOEICの試験で810点を取ったことです。私の入学した学科では、年に一度TOEIC受験が課せられていました。文系科目に苦手意識があったので、一念発起し英語の勉強に本腰を入れることを決意しました。この時決めた目標が、1年生の時に520点だったTOEICのスコアを、800点まで上げることです。

ライティングよりもリスニングに自信がなかったため、あまり工学部の学生が履修していない英会話の授業を取り、英語に触れる機会を増やしました。しかし、それだけでは目標の800点を取れなかったため、結果を確認しどこで点を落としているか分析しました。語彙力の低さが足を引っ張っていたことがわかり、それから半年間毎日単語帳を使ってどんどん使える単語を増やしました。

その結果、先日810点を獲得することができました。 貴社でもこの持ち前のチャレンジ精神を発揮して、自らスキルの向上を図っていきたいです。

最後に

多くの企業では、いわゆる指示待ち人間ではなく、自ら考え行動できる社員を求めています。だからこそ積極的に物事にチャレンジしてきた学生は、高評価を得やすいんです。自分はどんなチャレンジ精神を持っているのか、それをどんなふうに活かしてきたのか、ぜひ効果的にアピールしてください。



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