おもしろ体験談 金賞「二度とこんな思いしてなるものか」 リゼロ就活浪人生さんにインタビュー!

インターンシップガイドが主催する「就活・インターンおもしろ体験談グランプリ」では多くの方におもしろ体験談を投稿していただきました。
今回はグランプリ金賞を獲得されたリゼロ就活浪人生さんにインタビューしました。

リゼロ就活浪人生さんの投稿

二度とこんな思いしてなるものか

私は19年卒の就活で失敗。理系ということもあり、研究開発職の内定を得られたが辞退と就活浪人を決意。家族、研究室の教授から猛バッシング、状況をフラットに戻すため海外留学も決意。親からの援助は受けられず、渡航費と学費をバイトで捻出し、足りない分は消費者金融で借りて失意の中フィリピンへ4か月の海外逃亡に出発しました。現地でもお金が無く、現地民より貧乏な状態。ご飯も合わず日本に帰ってくるときまで10kg以上も痩せており、2つの意味でハングリー精神の塊と化していました。その甲斐あってか2回目の就活で大手の商社から内定をもらい、今はお金を返すために必死にバイトしてます。結論人生なんとかなる。頑張れ就活生

「やっぱり違う…」就活留年を決意

ご応募ありがとうございます、はじめに応募した理由について聞かせてください。

賞品の3万円が欲しかったからです。(笑)また他の人がどのような就活の経験をしているのか気になって見てみました。

なぜ研究職の内定を辞退されたのですか?

大学では半導体についてなど理系の勉強をしていました。なので理系職を中心にみていて、いくつか研究開発職の内定も頂いていました。

辞退した理由は研究職に興味が持てなかったからです。これから40年と長い期間働いていくとなると、研究職は自分に向いていないと思い、もう1度就活し直すことを決めました。

理系学部に所属されていますが、研究はあまり好きでなかったんですか?

理系科目は得意だったんですけど、研究自体はあまり好きはありませんでした。なので周りの研究が好きな学生たちと競い合っていくとなると難しいとも感じていました。

就活留年して家族や周囲の人はどのような反応でしたか?

周りの人には結構いろいろ言われて反対されていました。特に研究室の教授には「一度留年すると就活での市場価値が下がる」と猛反対されました。その後留学に行くとなったとき家族は好きにやっていいと言ってくれましたが、その教授には最後まで反対され別の研究室に異動することになりました。

海外留学を決めた理由は何ですか?

正直に言うと就活でただの留年はあまり印象が良くないので、語学留学に行ったことによる留年になるようにしました。(笑)

4ヶ月のフィリピン留学へ、苦労した滞在期間

最初はどのくらいの英語力がありましたか?

留学前は英語力が特に高かったわけではないです。TOEIC400点ぐらいとかでした。学校の制度ではなく留学のエージェントを探して利用しました。留学エージェントだと渡航前の語学力による制限はないと思います。

「渡航費と学費をバイトで捻出し、足りない分は消費者金融で借りて」とありますが、どれほどの予算で決行したのでしょうか?

4ヶ月滞在する予定で渡航費などを含めて80~90万円くらいかかりました。留学が決まってからはお金を貯めるためにほぼ毎日アルバイトをしていましたが、

それでも足りなかったので消費者金融でお金を借りることになりました。

就活留年やお金を借りてまで留学に行くと決めるには決断力が必要だと思いますが、元から決断力はありましたか?

決断力があるタイプではなかったです。元から物事に積極的なほうではなかったのですが、就活は人生の1つのターニングポイントだと思ったのでやれることはやりきろうと思って行動できました。特に就活は1度やり直すと決めたのでもう後がないという気持ちで挑んでました。

留学先のフィリピンでの生活はどのようなものでしたか?

留学は語学留学として行ったので、語学学校に通っていました。仲良くなった現地の人の紹介で、学校の開催するイベントより安い料金で同じようなレジャーを体験できたのでそちらに参加したり楽しめました。

滞在先では語学は何とかなりましたが、ただご飯が合わなかったり清潔感がない環境がきつかったり大変でもありました。

周囲に流されない、2回の就活を経て成長したこと

大手商社の内定を得られたとありますが、何故商社だったのでしょうか?

利益を出すために自由にできるところが商社の面白いところだと感じていました。あと自分の専門性が活かせるような事業を行っている商社を見たりしていました。あとお給料ですかね(笑)

留年や浪人は就活で不利になると思いますか?面接で聞かれたりしましたか?

不利になるかは正直わからないです。(笑)留年や浪人はその期間に何をしたかが重要かなって思うので僕の場合は留学に行きました。面接ではあまり留年に関しての質問はされませんでした。

一度就活をやり直した経験から大手商社の内定獲得に活かせたことはありましたか?

一度就活を経験して就活の流れをわかっていたのでスムーズに就活できたと思います。また就活をやり直すと決めたときから、もう次は失敗できないという気持ちで自分を奮い立たせられました。

あと周りに流されないことが重要だと気づきました。理系の学部にいると周りの学生は研究職を目指すし、教授もその道を勧めるので自分も同じように考えていました。でも改めて考えると自分のやりたいことではなかったなと気づきました。

留学経験や就活を通じて一番成長したことは何だと思いますか?

考え方が変わりましたね。今までその場の流れや目の前にあることをこなしていたんですけど、何事も事前準備で決まると思うようになりました。

特に面接は事前準備の段階で全て決まると思っています。例えば「学生時代力を入れたことは?」などよくある基礎的な質問はすぐに答えられるようにしっかり準備していました。条件反射で即答できるくらい!本当に時間をかけてガチガチに準備してから臨んでいました。その準備をすることで他の変化球に余裕をもって対応できるようにすることが重要だと思います。

就活中の学生、これから就活を始める学生に向けてアドバイスをお願いします

自分が納得して終えられるまで就活はしたほうがいいと思います。周囲の人や流れに惑わされずに自分が納得するまで、時間がかかっても諦めずにやりたいことやったほうが後々苦しくならないと思います。

最後に

リゼロ就活浪人生さんのように周りの反対を押し切って自分がやりたいことに挑戦するのは大きな決断力が必要だと思います。しかし、就活はこれからの自分のキャリアに影響する大きなターニングポイントです。周りの声や結果の状況によって諦めたくなる時もあると思いますが、将来本当に自分が続けていけることなのか吟味して就活を頑張っていきましょう!



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