事務職ということを優先に選んでいるので、業界は特に絞っていない。でも業界や企業に対する志望動機は必要になる。そんな時、どこに注目して志望動機を作っていけばいいのでしょうか?
ここでは事務職を目指している就活生のために、志望動機の書き方のポイントについて解説していきます。

- ・志望動機が書けない
- ├業界や企業にこだわりがない?
- └志望動機作成のコツをつかもう
- ・業界の志望動機を考える
- ├その業界の仕事は社会のどういった部分に役に立っているかを調べる
- ├社会の役に立っているその業界で働きたいという気持ちを伝える
- └出来れば数字や指標を入れてみよう!
- ・企業の志望動機を考える
- ├企業理念から考える
- ├商品やサービスから考える
- └具体的なエピソードを盛り込む
- ・事務職の志望動機の例文
- ├業界を志望した理由から志望動機を作成する
- ├企業理念から志望動機を作成する
- ├自分自身が事務職として取り組みたいことから志望動機を作成する
- └自己PRから志望動機を作成する
- ・ここも押さえよう
- ├事務職といっても何をやるかは会社によって違う
- └事務職といっても正社員であればリーダー的な動きが求められる
- ・最後に
志望動機が書けない
業界や企業にこだわりがない?
事務職の希望している就活生は、「事務職」「通勤圏内」という2点に絞って求人を探しているため、「業界」を特に絞っているわけではないという人も多いです。
特に業界や企業にこだわりがない場合、「業界」や「企業」に対する志望動機を書くのは大変ですよね。
志望動機作成のコツをつかもう
この部分の対策を怠ると、「事務職」にこだわっているだけで、「我が社」に入りたいわけではないのだろうという判断をされてしまう可能性があります。
志望動機がしっかり書けていないと、1次面接や2次面接は通っても最終で落とされてしまうという現象に陥ります。そんな危機を迎えないために、今回紹介するポイントに則って、まずは業界に対する志望動機から考えてみましょう。
業界の志望動機を考える
その業界の仕事は社会のどういった部分に役に立っているかを調べる
まず業界のことをよく知らない場合、その業界が社会のどのような場面で役に立っている業界なのかを知りましょう。
例えばガスや水道電気、ITなどは社会のインフラですからなくてはならないものですし、機械系の会社であれば、その会社の機械がなければ作ることができないものがあるということです。
企業のホームページを読むだけでも、どういった分野で社会の役に立っているのかは理解できます。まずはここを押さえましょう。
社会の役に立っているその業界で働きたいという気持ちを伝える
社会にはいろいろな業界があって、どれ一つ欠けても動かなくなってしまうものです。
テレビやエンターテインメントなど、一見なくても生活に支障がないようなものでも、大切な情報を得たり生きる活力になっていたりと、やはり私たちの生活に必要であるからこそ成り立っています。
それぞれの業界が社会で役立っているポイントを押さえ、そこに自分も共感(自分の持っている価値観に近い)できるので、その業界を支えたいという気持ちを伝えてください。
出来れば数字や指標を入れてみよう!
いくら社会の役に立っている!と豪語しても、その裏付けになるような数字や指標がないと、企業側には思いが伝わらないこともあります。
例えばIT業界であれば「2018年、日本のモバイルとPCの稼働台数は約2億台になる」というような数字を入れると、日本の人口よりも多い台数のモバイルとPCが使われているということから、IT業界が全ての人のインフラ的な役割を担っており、経済活動にも大きな影響を与えていることがわかりやすくなります。
そのような知識があるということは「本気でこの業界を目指している」というアピールにもなります。数字や指標で示せるものがあれば、しっかり示しておきましょう!
企業の志望動機を考える
企業理念から考える
「企業理念や企業の考え方に共感し、その企業で働きたいと思った」というのは、立派な志望動機になります。
しかし、企業を志望する理由として、「企業理念に共感した」という理由をあげる就活生は多いです。
ほかの就活生と同じような答えにならないように、「なぜ共感したのか」「自分はどんな考えや価値観を持っているのか」など、説得力のある説明を必ず付け加えてください。
商品やサービスから考える
その企業の商品やサービスは、利用者にどんな利益を与えているでしょうか?実際に自分が利用している場合は、どんな恩恵を受けていますか?
同業のほかの企業と比較をしてみて、その企業や事業内容、サービスの特徴に注目してみるのもいいでしょう。
具体的なエピソードを盛り込む
「困った時に助けられた経験がある」「こんな経験をして会社のサービスのファンになった」など、企業を志望した理由では、できるだけ自身のエピソードを盛り込みましょう。
具体的なエピソードがあると志望動機の説得力が高まり、採用担当者も納得しやすくなります。
事務職の志望動機の例文
これまでのポイントを押さえて、業界と企業を選んだ理由をしっかり伝えましょう。
業界を志望した理由から志望動機を作成する
業界の社会における役割をベースにして、数字や指標なども盛り込みながら、その業界を選んだ理由を書いてみてください。
【例文】
私は社会のたくさんの人の役に立てる業界で働きたいという気持ちを持っています。
現在、日本のモバイルとPCの稼働台数は約2億台と言われており、人口よりも多い台数のモバイルやPCが私たちの生活を支えています。
しかもそれは日本に限ったことではなく、全世界においてもPC出荷台数が6年ぶりの成長を記録しており、世界中の人々が必要としているインフラとなっています。
IT業界で働きさらなる発展に貢献することで、私の目標も叶えられると考えIT業界を志望しました。
企業理念から志望動機を作成する
次は企業理念です。会社はこの企業理念に基づき、運営されています。自分自身の方向性と企業理念が近いということをしっかりアピールしましょう。
企業理念は大事なのですが、企業理念だけでは他社との差別化を図ることができません。そこで、企業が力を入れている分野や取り組みについて具体的に書くことが大切になってきます。
こちらもホームページにしっかりアピールしてありますので、しっかり拾い上げて文章にまとめましょう。
【例文】
貴社の「お客様の価値向上につながる“コミュニケーション・システムインテグレーター”であること」という企業理念に深く共感しました。
さらに貴社はICT(情報通信技術)分野において長年培ってきた技術をベースに、企画、コンサルティング、システム設計、SI( システムインテグレーション)、施工ならびに、運用・保守、アウトソーシングといったサービス分野までを、お客様にワンストップで提供されています。
貴社は上位資格を持つIT技術者を600人以上、サポートセンターやデータセンターなどのサポート機能も全国に400カ所、通信インフラからオフィス設備までの施工を支える人員が1400人という規模を誇り、お客様に安心していただける体制を整えていることに魅力を感じました。
また規模だけではなく、ワークスタイル改革ソリューションEmpoweredOffice(エンパワードオフィス)に力を入れており、育児や介護のための在宅勤務をはじめ、オフィス内からさらに場所を越えた働き方を支援していることにも魅力を感じました。
私が目指しているお客様に喜ばれるサービスを提供できる会社であると考え志望しました。
自分自身が事務職として取り組みたいことから志望動機を作成する
事務職を希望しているのであれば、志望動機がありがちな内容にならないように気を付けましょう。
希望している会社の事務職はどのような動きが期待されているのか、十分に理解してから書くことです。少しでも不明点があれば、先輩の声なども参考にしてみてください。
【例文】
私は貴社の事務職として技術者の皆さまをサポートできるような仕事にチャレンジしたいと思います。
データ処理などの業務は常にミスのないように最新の注意を払って行い、納品書や発注書などの書類はお客様との信頼に関わる書類ですので、丁寧かつ迅速に作成したいと考えております。
そして何より、営業職や技術職の方々としっかりコミュニケーションを取り、自分が今何をすべきかをしっかり考えて行動したいです。
自己PRから志望動機を作成する
自己PRは事務職として取り組みたいことに役立つ内容にしましょう。ここが的外れになってしまうとPRが逆効果になりますので、エピソードがマッチしているかどうかよく確認しましょう。
【例文】IT企業事務希望の場合
私はて自主的に考え行動できることを、事務職の仕事でいかしたいと考えています。
ラクロス部のマネージャーをしていたので、担当はスコアをつけることでしたが、選手のケガが多いことが気になっていました。そこで運動指導の教授に相談したところ、準備運動が足りないのではないかというアドバイスをいただき、取り入れた方がよい運動を教えていただくことができました。
それを担当のマネージャーに伝えたところ、その運動を準備運動に加えてもらえることになりました。その後、少しずつケガをする選手が減り、最終的には前年の1/3の数に抑えることができました。小さなことではありましたが、自分が行動したことでチームの役に立てたことが自信になりました。
貴社に入社してからも、自分に与えられた仕事をしっかりすることはもちろん、自分にできることを常に考え行動していきます。
ここも押さえよう
事務職といっても何をやるかは会社によって違う
事務職という仕事は、一般事務・営業事務・総務事務・人事事務・経理事務など非常に幅の広い職種です。
自分に任せてもらえる仕事はどういったものなのかをしっかり理解し、その業務に合わせた志望動機を書きましょう。
事務職といっても正社員であればリーダー的な動きが求められる
事務職はサポートと思っている方もいるかもしれませんが、例えば経理ならば会社の決算業務などを扱ったりするので、責任は重く、時にリーダーとしての役割を与えられることもあります。
そういった仕事の場合は責任感などをアピールする必要もあります。そのためにも仕事内容の理解をしっかりしておきましょう!
最後に
事務職希望のみなさんは、他の職種よりも仕事のイメージがつきにくく、また複数の業界を受ける人も多いという点で苦労するかもしれません。是非、今回挙げたポイントを押さえて人事をうならせる志望動機を作理し、内定をゲットしてくださいね。
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