就活でのあいさつの仕方は?

就活での様々な場面で、あいさつは必要不可欠なものです。ここでは就活でよくある電話、面接の場でのあいさつを、ポイントとともに解説していきます。

就活挨拶
目次

電話の流れとポイント

まずは「電話でのあいさつ」についてです。普段大学生のみなさんは、知らない方に電話をかけることにあまり慣れていないのではないでしょうか。電話は、顔と顔が見えないだけに、より丁寧な対応が求められます。以下では、電話でのポイントを詳しくお伝えします。

名乗って担当者を呼び出す

企業に電話をかけたとき、出てもらいたい担当者が電話に出て下さるとは限りません。
まずは、「学校名・学部名・学年・氏名」「用件」「誰にとりついでほしいか」を電話に出た方に伝えます。電話では、普段よりもよりはきはきと明るい声で話をするように心がけましょう。相手から自分の顔が見えないだけに、声がみなさんの印象の大部分をつくります。対面では「笑顔」を心がけますが、電話では「笑声」を意識しましょう。笑顔で声を出すと、自然と「笑声」になります。

◆伝え方の例
「お世話になります。私、〇〇大学〇〇学部4年生の〇〇と申します。新卒採用について、お伺いしたいことがございます。人事部の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」

再度あいさつ

お話をしたい担当者が電話に出てくださったら、もう一度「学校名・学部名・学年・氏名」「用件」を伝え、今お話をしても大丈夫か確認します。相手への配慮をすることで、常識のある学生だと感じてもらえます。逆に、相手の都合も確認せず長々と話してしまうと印象が悪くなってしまいますので、電話がなるべく短く終わるように、要件は事前にメモにして電話をかけると良いでしょう。

◆伝え方の例
「お忙しいところ恐れ入ります。私〇〇大学〇〇学部4年生の〇〇と申します。御社の新卒採用についてお伺いしたいことがございます。ただいま、お時間よろしいでしょうか。」

会話の終え方

用件が終わったら、お礼を述べて電話を切ります。相手が切り終わるまで待ってから、電話を切るようにしましょう。もしも、相手もこちらが切るのを待っているようであれば、3秒ほど待ってから切ります。

◆伝え方の例
「お時間いただき、誠にありがとうございました。それでは失礼致します。」

面接の流れとポイント

面接の第一印象を決める大きな要素となるのがあいさつです。面接が始まるまでの振る舞い方や、入退室時のあいさつについて、ここではお伝えします。

受付での対応

受付にいる方が採用担当者の場合もあります。気を抜かずに、「学校名・学部名・学年・氏名」「面接で訪問した旨」を伝えます。

◆伝え方の例
「こんにちは。私〇〇大学〇〇学部4年の〇〇と申します。本日は、新卒採用の面接で伺いました。どうぞよろしくお願いいたします。」

待合室での過ごし方

待合室では、他の就活生と一緒に待つ場合もあります。部屋の様子を企業側に見られていることもありますので、他の就活生と話して騒がしくなったり、スマホゲームに熱中したりするなど、印象を悪くするような振る舞いは避けましょう。

入室時のあいさつ

まずは、部屋に入る前にノックを3回し、中から「どうぞ」などの声が聞こえたら、「失礼いたします」と言ってドアを開けます。ドアを閉める際は、ドアの方を向いて丁寧に閉めます。この際、面接官に背を向けることになりますが、問題ありません。ドアを閉め終わったら面接官の方に向き直り、「よろしくお願いいたします」と言った後におじぎをします。椅子の横に立ち、「〇〇大学〇〇学部3年の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と伝え、おじぎをします。椅子には、「どうぞお掛け下さい」などと面接官から促されてから座りましょう。もちろん、椅子に座る際にも無言ではなく、「失礼いたします」と声をかけてから座るようにしましょう。着室する時には、聞き手側の床にかばんを置きましょう。

退室時のあいさつ

面接が終わったら、立ち上がりかばんをとる前に、「本日はありがとうございました」と面接官に伝え、いちばん丁寧にお辞儀をします。ドアの前まで来たら再度「ありがとうございました」と言いお辞儀をします。ドアを開け、退室する直前に「失礼いたします」と言ってドアを閉めます。

就活を通してのポイント

「あいさつ」の各文字をとって、就活を通してのあいさつのポイントを覚えておきましょう。
◆あ:明るく
◆い:いつも
◆さ:(相手よりも)先に
◆つ:(それを)続ける
相手がしてくれるのを待つのではなく、笑顔で自分から感じの良いあいさつができるといいですね。

また、あいさつに不可欠なお辞儀には、3種類あるのをご存知ですか?「おはようございます」などのときに使われる「会釈」、「よろしくお願いします」などと一緒に使われる「敬礼」、「ありがとうございました」「申し訳ありません」と一緒に使われる「最敬礼」の3種類です。「会釈」は15度、「敬礼」は30度、「最敬礼」は45度と、お辞儀の角度はどんどん深くなっていきます。込める気持ちが深くなればなるほど、お辞儀も深くなるのですね。

声を出しながらお辞儀をする人も多いのですが、ぜひみなさんに意識してほしいのは、「よろしくお願いします」などの言葉を言い終わってから、お辞儀をする(あいさつとお辞儀を分けてするので、これを分離礼といいます)ということです。こうすることによって、相手の目を見てあいさつができますし、相手にみなさんの声がしっかり届きます。

最後に

就活を通してあいさつは、あなたの印象を決める非常に大事なものです。「メラビアンの法則」によると、初対面の人物の印象を決める要素は、55%が視覚からの情報(見た目、表情、しぐさ、視線など)、38%が聴覚からの情報(声の大きさ、声のトーン、話すスピードなど)、7%が話の内容、であると言われています。みなさんの第一印象を良いものにするためには、あいさつは非常に重要な要素であることを理解し、1回1回のあいさつを大事にしましょう。
もちろん形式は大事ですが、相手に対しての配慮や、就活生らしい明るさを意識できれば、きっと皆さんの印象は良くなることでしょう。皆さんの就活がうまくいくことを祈っています。



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