【例文あり】就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールする方法とは?

ライバルに負けたくない、これまでの自分よりさらに上に行きたいという気持ちの強い「負けず嫌い」な性格の人は、競争心や向上心が強い傾向にあります。仕事においてもひたむきに頑張れるため、企業にとって魅力的な人材です。ここでは、就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールしたいときの方法を、例文を交えて紹介します。ESや面接時の参考にしてください。

【例文あり】就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールする方法とは?
目次

自己PRで「負けず嫌い」をアピールする時の心得

負けず嫌いな性格とは?

「負けず嫌い」の意味を辞書で調べると「人に負けることが嫌いでなにごとにも頑張るさま。また、そのような性質の人。」(三省堂大辞林より)とあります。向上心や競争心の強い人とも言い換えられます。

スポーツでも勉強でもやるとなったら本気で取り組み、常に今の自分よりも上に行くことができる人で、周りからはエネルギッシュで前向き、精力的と評価されている人が多いです。

逆に「負けず嫌い」を内に秘めたタイプの人もいます。一見おっとりしているのに、実は競争心を持ってひたむきに努力を続けて結果を出している、そういったタイプの負けず嫌いな人もいるでしょう。

企業は負けず嫌いをどう見ているか

負けず嫌いな人は精力的に仕事に取り組んでくれるイメージがあるため、高く評価する企業が多いです。根性があるので少々のことでではへこたれず、向上心がありどんどん成長してくれそうだと思ってもらえる可能性も高いです。

しかし「負けず嫌い」という言葉に対して、いいイメージを持っていない人も多いことを知っておきましょう。「負けず嫌い」と聞くと、「人の意見を聞かない」「あきらめが悪い」「面倒くさい人」という印象を持つ人がいるのも事実です。

会社は多くの人が集まる組織なので、採用では「周囲の人と協力しながら仕事ができるか」を重視している企業も多いです。就活の自己PRで負けず嫌いをアピールする際は、マイナスのイメージを与えないよう、エピソード選びや表現を工夫する必要があります。

企業にマッチした自己PRを考えよう

自己PRの作成では企業とのマッチングを意識することを忘れないでください。どんなに自分の強みや特徴をアピールしても、「うちの会社には合わないな」と思われてしまえば選考を突破するのは難しいでしょう。

企業の文化を理解し、職場はどんな雰囲気なのか、どんな人材が求められているのかをリサーチすると、より効果的な自己PRが作成できます。企業の雰囲気やどんな人が働いてるのかを知るには、インターンシップに参加するのがおすすめです。

インターンに参加すると実際の職場を見学できたり、社員の方との座談会に参加できたりします。企業文化や仕事内容への理解が深まれば、企業にマッチした説得力のある自己PRが作成できるでしょう。

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自己PRで「負けず嫌い」をアピールするにはこう書く

自己PRで「負けず嫌い」をアピールするには次の3つの要素で構成するのがおすすめです。

①負けず嫌いであるという主張
②具体的なエピソードやストーリー
③負けず嫌いな性格を仕事にどういかすか

主張 → 根拠 → 結論という流れを意識して作成してみてください。

①負けず嫌いであるという主張

まずはじめに、「私の強みは負けず嫌いな性格です」と一言で主張を述べます。この一文はなるべく短く簡潔にまとめることを意識してください。要点がまとまらずだらだらと話してしまうと、言いたいことがうまく伝わりません。

負けず嫌いにもいろいろタイプがあるので、どんな負けず嫌いなのかを具体的に説明するといいでしょう。ただ「人に負けたくない」「負けるのが嫌い」というだけでは、面接官に「子供っぽい人だな」という印象を持たれる可能性があります。

「一度決めたことは最後までやり遂げたいという負けず嫌いな性格です」「結果を出すまであきらめたくない負けず嫌いな性格です」というように、あきらめずに取り組む理由を明確にしましょう。他の人とは違う自分の特徴を掴んで表現してみてください。

②具体的なエピソードやストーリー

負けず嫌いな性格によってどんな結果が得られたかという成功体験を伝えることも大切です。負けず嫌いな性格は魅力的ですが、「負けず嫌いです」と伝えるだけでは根拠がなく説得力にかけます。

より説得力を増し、自分の負けず嫌いな性格が結果を出せるものであることを伝えるために、成功体験のエピソードは欠かせません。「負けず嫌いだ」というアピールだけでなく、「どんな努力や工夫をして」「どんな成果をあげたのか」ということを必ず盛り込むようにしましょう。

③負けず嫌いな性格を仕事にどういかすか

最後に「負けず嫌いな性格を仕事でどういかせるのか」という結論で締めくくると、自己PRがうまくまとまります。就活の自己PRで大切なのは、あなたが会社に貢献できる人材であるとアピールすることを忘れないでください。

「営業として目標を達成することにいかしたい」「ライバルに負けないように自分を成長させたい」など、「負けず嫌い」が仕事にプラスの影響を与えているところがイメージできるといいでしょう。

負けず嫌いをアピールする例文

勉強と部活のエピソードを盛り込んだ、2つの例文を紹介しますので「負けず嫌い」な性格をアピールする自己PR文の参考にしてください。

例文①:勉強のエピソードをもとにして「負けず嫌い」をアピールする

私の強みは、掲げた目標に到達しないと気が済まない、負けず嫌いなところです。

大学受験を意識し始めた高校2年生の夏に受けた模試で、第一志望の○○大学の合格判定がDでした。日頃からこつこつと勉強していたので結果にショックを受け、一念発起して勉強に専念することにしました。

苦手な世界史には特に力を入れ、勉強範囲を決めて集中的に暗記し、穴のないようにさまざまな問題集を買って確認テストを行いました。成績がよい友人にも相談して勉強方法やおすすめの問題集を教えてもらい、通学時間や入浴時間などのちょっとした時間にも年号を暗記するなどしました。

同じ大学を目指す友人とは、勉強の進み具合を確認し合ったり、苦手なところを教え合ったりしながら勉強を続けました。そして、3年生の夏にはA判定を取り、最終的に合格することができました。

仕事においても、掲げた目標に向けてひたむきに努力を続けることや、同じ目標を持つ仲間と協力する姿勢を大切にし、精力的に仕事に取り組みたいと思います。

例文②:部活のエピソードをもとにして「負けず嫌い」をアピールする

私の強みは、目標に向かって諦めずに頑張り続けられる、負けず嫌いなところです。

小学校からサッカーを続けており、高校でもサッカー部に入部しました。人気の部活で部員が多く、特に私がいたフォワードのポジションは希望者が多くレギュラーになるのは大変でした。

そのため、同じくフォワードのレギュラーを目指す部員2人と一緒に練習後もグラウンドに残り、練習をすることにしました。そのうち、他のポジションの補欠メンバーも参加することになり、みんなで団結してレギュラーを目指すようになりました。

お互いの弱点を指摘しあったり、アドバイスを出し合ったりして練習を重ね、みんな上達し何人かはレギュラーになりました。私はレギュラーにはなりませんでしたが控えのメンバーになり、最後の大きな大会で何試合か出場することができ、大きな達成感を感じることができました。

今でも一緒に練習したメンバーとは、お互いに負けないように頑張ろうと励まし合うよい関係が続いています。御社で仕事をする上でも、目標に向かって粘り強く努力する力、周囲の人と協力して高め合う力を発揮して、仕事に励みたいと思います。

負けず嫌いの悪い面を感じさせないよう注意!

「負けず嫌い」をアピールするときに気を付けたいのが、負けず嫌いな性格の、悪い面を感じさせないことです。

勝つためには手段を選ばない?

競争心をむき出しにしたことでライバル視した相手と悪い関係になってしまった、相手を蹴落としたことで自分がポジションを手に入れた、というような「自分さえ結果が得られれば」という印象を与えるような表現はしないようにしましょう。

「自分がとにかく1番にならなければいけない」「そのために相手が傷つくことは気にしない」といった強い競争心を感じさせる表現は悪い印象を持たれる恐れがあるので避けたほうが無難です。

協調性がない?

ライバル心や競争意識が強すぎると、「協調性のない人」と見られる可能性があります。実際の仕事の場でも、ライバルがいたり、ポストを争ったりすることもあるかもしれませんが、それはずっと先の話です。

まずは同僚や先輩とのチームプレーを覚えて、協力し合って仕事を成し遂げる必要があります。周囲の人と協力をして「チーププレーができる」こともアピールしましょう。

ライバルや仲間に負けじと頑張ったことで、お互いに成長できた、競い合うなかで絆が生まれた、などのエピソードがあると、仕事においても仲間と切磋琢磨しながら成長できる人材であることがアピールできます。

人の意見を聞くことができない?

簡単にあきらめないのは素晴らしいことですが、目標に固執するあまり周りが見えなくなるのは困ります。「人の意見を聞く素直さがある」「精神的な余裕がある」ことをアピールできるエピソードも盛り込むとマイナスの印象を与えるのを防ぐことができます。

違う言葉で言い換えてみる

誤解を招く恐れがある場合は、言い換え表現を使うなどして悪いイメージを持たれない工夫をしましょう。「負けず嫌い」の言い換え表現としては次のようなものがあります。

・逆境でもへこたれない
・一度の失敗ですぐに諦めない
・うまくいかなくてもくじけない
・目標に向かって粘り強く努力できる

「負けず嫌い」と合わせてこうした表現を使うと、プラスのイメージにすることができます。

最後に

自己PRでは、実際のエピソードがあると説得力が増します。負けたくないという強い気持ちを感情的に表現するのではなく、それによって得られた成功や、ライバルと高め合うことでお互いに成長できたなどの、具体的なエピソードを探してみましょう。



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