【例文あり】就活の自己PRで「積極性」をアピールする方法とは?

「積極性」は、業界・業種問わず評価される特長であることから、自己PRに盛り込む学生が非常に多いアピールポイントです。ここでは「積極性」という長所が、多くの学生の自己PRの中に埋没しないようにするための対策と、具体的なエピソードを盛り込んだ例文を紹介します。魅力的な自己PRを作成するための参考にしてください。

【例文あり】就活の自己PRで「積極性」をアピールする方法とは?
目次

「積極性」をアピールするということ

「積極性」の意味

積極性とは、「進んで事を行う性質(三省堂 大辞林)」のことを言います。「みんながやりたがらないことをやる」「責任のある役割を進んで引き受ける」という性質で、もちろん職場で活かせる長所です。

学生生活における「積極性」のエピソード例に多いのが、次のようなものです。

・サークル長に立候補してなった
・ゼミのとりまとめ役を買って出た
・ボランティアに参加して率先して行動した

よくある自己PRにならない工夫を

「積極性」をアピールする学生は多く、すでに使い古されたアピールポイントであることを考えると、アピールとして少し弱いもの事実です。

多くの「積極性」のアピールに埋没しないようにするには、「積極性」を別の言葉で言い換えてみましょう。

・自ら考え行動を起こすことができる
・周りを巻き込んでいく力がある
・チャレンジ精神がある
・失敗を恐れずに果敢に挑戦することができる

エピソードに合わせて、「積極性」をうまく表現する「自分なりの表現」を考えてみてください。

就活で評価される「積極性」アピールのコツ

「積極性」+「主体性」でより強力なアピールになる

「積極性」の本来の意味合いだけではアピールとして弱く、埋没してしまう可能性があり、プラスアルファとなる要素を加える必要があります。

そこで、「積極性」と並び、自己PRのアピールポイントとして使われる「主体性」の意味も含めてアピールすることをおすすめします。

「主体性」とは「自分の意志、判断において、みずから責任をもって行動する態度や性質(三省堂 大辞林)」のことを言います。「積極性」にプラスすることで、「自分なりの目的や意志を持ったうえで、進んで行動をした」という意味合いになります。

具体的な「結果」で説得力が高まる

さらに、就活でアピールするのなら「積極性」と「主体性」を発揮したことで導いた、具体的な「結果」を提示する必要があります。仕事において求められるのは、結果を出すことです。頑張っただけでは評価の対象になりにくいのが事実です。

自己PRの文章には、次のようなエピソードを盛り込めると効果的です。

・成果をあげるために自ら進んで努力し、さらに周りの人を巻き込み、実際に成果をあげることができた
・自らの責任のもと計画を立てて実行に移したことで、最終的によい結果が生まれた

積極性をアピールする時の注意点

積極性の意味を間違えていない?

就活の自己PRで「積極性」をアピールする際によくある間違いが、「とにかく頑張った」「必死に努力をした」というアピールをしてしまうことです。

「頑張った」「努力した」は「積極性がある」のとは違います。「自ら進んで物事に取り組んだ」という自主性や積極性が主張できる自己PRになっているか注意してみてください。

マイナスの印象を与えていない?

積極性があることをアピールする時は、伝え方や表現に注意してください。伝え方を間違えると、「協調性がないのでは?」「周りが見えていない人なのかな?」という印象を与えてしまう可能性があります。

仕事では「積極性」も大切ですが、「チームワーク」や「協調性」があることも求められます。「自分勝手な人」という印象を与えないよう、表現を工夫しましょう。

面接での態度や発言に注意!

自己PRで積極性をアピールする場合、面接での態度や発言にも気をつける必要があります。

小さな声でもじもじと話したり、ディスカッション面接で何も発言しないなど、面接での態度が「積極性のある人物像」とかけ離れていては、面接官は「本当に積極性があるのかな?」と疑問に思うでしょう。

「大きな声でハキハキと話す」「逆質問をどんどんする」など、面接中も積極性をアピールするような態度や発言を意識するようにしましょう。

積極性をアピールする自己PRの例文

上記で挙げたような、就活でアピールすべき要素を盛り込んだ例文を紹介します。ESや面接での自己PRの参考にしてください。

例文①:サークルの体験をもとに「積極性」をアピールする

私の長所は、現状を打破するために進んで行動し、周りを巻き込みながら良い方向へ持っていける積極性があることです。

私は大学時代、吹奏楽のサークルに入っていました。私が加入したばかりのころは、サークル活動はあまり活発ではなく、形だけの定期演奏会を行っているような感じでした。私は中学、高校ともに吹奏楽の強豪として知られる部活に入っていたので、そんなサークル活動に物足りなさを感じていました。

そこで、メンバーのカンフル剤になればと、定期演奏会に加え、地域の老人ホームや幼稚園などで演奏させてもらったり、地域のイベントで演奏させてもらったりする機会を持てたらいいのではないかと考えました。サークルの部長に相談したところ承諾してもらえたので、何人かのメンバーと一緒に、さまざまな施設や町のイベント事業部などに演奏をさせてもらうお願いにまわりました。

そうしたところ、多くの施設で快く応じていただき、演奏会をする機会が増えました。当初はあまり乗り気ではなかったメンバーもいましたが、人前で演奏して喜んでもらえることでモチベーションが上がったようで前向きに参加してくれるようになりました。

最終的には日常的な練習に参加するメンバーも増え、定期演奏会も今までよりずっと盛り上がるようになりました。御社でも、持ち前の積極性を発揮して、周囲を巻き込みながらよい状況に変える力を仕事に活かしていきたいと思います。

例文②:アルバイトの体験をもとに「積極性」をアピールする

私の長所は、問題を解決するための方法を自分で考え出し、それに従って行動できる積極性です。

私は大学時代、登録制の家庭教師のアルバイトで中学生に数学を教えていました。 教えるからには、ちゃんと成績がアップするように責任を持って教えたかったので、既存の問題集の他に、生徒ごとに、苦手分野の要点まとめノートと参考章を手書きで作成していました。これを活用することで苦手なところを重点的におさらいできると考えたからです。

参考書や問題集を作る時間は、勤務時間外なので無給でしたが、手書きの要点まとめノートや参考書を渡すと、生徒はとても喜んでくれました。苦手分野を避けようとする生徒も前向きに取り組んでくれるようになり、苦手を克服することができるようになりました。

保護者の方からも喜ばれ、私の評判を聞いた別の生徒さんからご指名いただくことも何度かありました。

御社の仕事においても、言われたことをやるだけではなく、自分なりにどうすればもっと成果が上がるのか、問題が解決できるのか、といったことを考えて行動し、売上アップのために貢献できる人材に成長したいと考えています。

最後に

自分にどれだけ仕事で活かせそうな長所があっても、伝え方を間違えると理解してもらえません。何度も読み返し、周りの人にも読んでもらい、自分がアピールしたいことがちゃんと表現できているかチェックしましょう。



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