就職活動で二次面接は、実質的な最終面接であるといっても過言ではありません。役員が行う最終面接は多くの場合確認レベルであることも多く、多くの場合不採用になるときには二次面接で落とされるためです。二次面接で内定への一歩を勝ち取るために大切なポイントと対策を解説していきます。

- ・二次面接の特徴
- ├二次面接では「入社意欲」や「熱意」を見られる
- ├二次面接は現場責任者が実質最終的な見極めを行う場
- └二次面接では「一緒に働きたいか」「どのくらい能力があるのか」を見られている
- ・二次面接で意識すべきポイント
- ├自分が入社したらどのように貢献できるかの「自己アピール」は重要
- └「志望動機」に整合性があり、やる気があるかどうかを見られている
- ・二次面接で落とされる人の特徴
- ├信用できない感じがする
- └掘り下げた質問に答えられない
- ・二次面接で落とされる人の対策
- ├自己分析をやり直す
- ├企業研究を見直す
- └頻出の質問に備えておく
- ・最後に
二次面接の特徴
一次面接と二次面接とでは、同じような面接をしているようで、実は見られているポイントが大きく異なります。
二次面接では「入社意欲」や「熱意」を見られる
一次面接では、短時間でできるだけ多くの学生を選考しなければならないために、4~5人の集団で「人としてまともかどうか」「最低限のコミュニケーション能力はあるのかどうか」を基準に足きりをしていきます。
しかし、二次面接では多くの場合個人面接となります。学生一人ひとりに対し、「自社に入社して活躍できるか」「やる気はあるのか」「自社は第一志望なのか」を細かく吟味していきます。
二次面接は現場責任者が実質最終的な見極めを行う場
多くの場合、一次面接では人事担当者が面接を行います。しかし、二次面接では現場責任者レベルの社員が「この学生が実際に入社したら」という視点で面接を行います。中途採用の場合であれば、「営業」での募集であれば営業部の部長など、入社後の上司となる人は「一緒に働きたいと思えるのか」を基準に選考します。
新卒採用の場合には配属先は入社の直前に決まることが多いため、必ずしも将来の上司が面接するとは限りませんが、「営業」「企画」など配属の可能性のある部署の責任者が数名面接官として面接を行うことがほとんどです。
二次面接では「一緒に働きたいか」「どのくらい能力があるのか」を見られている
能力や志望動機などは一次面接ではほとんど見ることができていません。そのため、二次面接でしっかりとチェックされます。
また、現場責任者の方はもしその学生が入社したら自分の部下になる可能性もあると考えています。そのため、「この学生と一緒に働きたいと思えるか?」といった感情面も当然ながら選考には影響してきます。
二次面接で意識すべきポイント
それでは、具体的にどのようなことを意識して二次面接に臨むべきなのでしょうか?
自分が入社したらどのように貢献できるかの「自己アピール」は重要
現場責任者の方が面接をするので、より具体的な能力面を見られることになります。「自己アピール」が的確にできるかどうかが、合否を左右する大きなポイントとなるということです。
「自分が入社し、(あなたの部下になったら)このような能力を活かして会社に対して貢献することができます」とアピールをしましょう。
「志望動機」に整合性があり、やる気があるかどうかを見られている
さらに、「志望動機」も必ず問われると思いますが、その「志望動機」に整合性があるかどうかもとても重要です。「その志望動機だったら別にわが社でなくてもいいよね?」と思われてしまっては落とされてしまいます。
「このような能力が自分にはあって、それを活かしてこのような仕事がしたいので御社を志望しました。私が入社したらこのように役に立つことができますよ」という流れが理想です。
やりたいことと能力がつながっていて、そしてその会社でなければならない理由も明確になっていると「整合性がとれている」と相手に伝わりやすくなるでしょう。
二次面接で落とされる人の特徴
ここまででご紹介したポイントをどんなに意識していても、二次面接で落とされてしまう人はいます。やる気がないわけではないのに、二次面接で落とされてしまいがちな人の特徴をご紹介していきます。
信用できない感じがする
自己アピールや志望動機を聞いて、それっぽいことを言っているし、コミュニケーション能力もありそうに見えるけどなんだかうさんくさい気持ちが拭い切れない。こんな人は信頼を勝ち取ることができずに落とされてしまいます。
面接官に「うさんくさい」と思われてしまうのはどのような人でしょうか?ボーダーラインは「地に足のついた回答ができるかどうか」で見極められています。
自分自身で調べ、考え抜いた言葉であれば「地に足がついた」印象を与えることができますが、それが自分の意見ではない場合、「本当にそう思っている?」とうさんくささがにじみ出てしまいます。
掘り下げた質問に答えられない
二次面接では、面接の担当者から「どうしてそう思ったの?」「なぜそれに興味を持ったの?」など、あなたの答えに対して「なぜ?」「どうして?」と掘り下げた質問をされることもあります。
理由を聞かれた時に答えに詰まるようだと、「しっかり自分で考えてきたことなのかな?」「本当にそう思っているのかな?」という不信感を与えてしまいます。
どんな質問をされてもしっかりと答えられるように、面接の答えはよく考えて作成しましょう。
二次面接で落とされる人の対策
いつも二次面接で落とされてしまう人は次の対策を試してみてください。
自己分析をやり直す
二次面接で落とされる人は、自己分析が不十分である可能性が高いです。自己分析がきちんとできていないと、志望動機や自己PRに説得力を持たせるのは難しいでしょう。
自己分析が十分にできていると、「なぜ?」「どうして?」と質問されても、すぐに納得のいく答えを返すことができます。
もう一度時間をかけてじっくりと自己分析をし、志望動機や自己PRを作り直しててみてください。
企業研究を見直す
二次面接では、「企業に対する熱意」が重要なポイントとなります。そのため、二次面接を受ける企業について入念な下調べが必要です。しっかりと会社について調べているかどうかは、質問されればすぐにバレてしまいます。
その企業のことを知っていれば自分の能力や志望動機と結びつけて考えることができますし、説得力も増します。しかし下調べが足りていないと、どうしても志望動機に整合性がないように聞こえてしまうのです。
企業研究を入念に行って、説得力のある「志望動機」の作成につなげましょう。
頻出の質問に備えておく
二次面接でよくされる質問は、ある程度予測することができます。多くの企業が二次面接でするのが、次のような質問です。
【二次面接でよくある質問】
・あなたの長所と短所はどんなところですか?
・自己PRをお願いします
・学生時代に力を注いだことはなんですか?
・弊社を志望した理由を教えてください
・入社後はどんな仕事がしたいですか?
こうした質問に答えられるよう事前に準備をしておくと、少し違う質問をされても用意していた答えをアレンジして答えることができます。
自信を持って落ち着いて面接に臨めるように、できるだけの準備をしておきましょう。
最後に
一次面接を通過できたからと言って安心するのはまだ早いですよ。「ようやくスタートラインにたてた」と考えるくらいでちょうどいいです。自己アピールと志望動機をしっかりと伝えるためにも改めてその企業について調べ、準備を怠らないようにしましょう。
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