製造業ってどんな職種があるの?仕事内容や向いている人とは

製造業には様々な職種があるため、製造業を志望する際には「自分はどの職種に就きたいのか」までしっかりイメージしておく必要があります。そのため、早い段階でそれぞれの職種を正しく理解することが必要となります。

今回は製造業の職種やその仕事内容について解説します。また、製造業に向いている人もご紹介しますので、製造業に興味のある方必見です。

製造業ってどんな職種があるの?仕事内容や向いている人とは
目次

製造業について

製造業とは?

私たちはたくさんの「モノ」に囲まれて生活しています。例えば、この記事を読む時に使っているスマートフォンやパソコンも私たちの生活に欠かせない「モノ」ですよね。

その他にも衣類、家具、家電など私たちは様々な「モノ」に支えられて暮らしているのです。このように生活を便利で快適にしてくれる「モノ」を作るのが製造業です。

製造業のジャンル

製造業でもとくに就活生に人気があるのは、「食品・飲料」の分野です。製造業界には「プラスチック・紙・ゴム」などを製造する企業もたくさんあります。

テレビやスマートフォンなど「家電製品」の製造をする企業や、「機械」や「自動車」の製造をする企業、それらに使われる「部品」を製造する企業もあります。

文系でも製造業に就職できる?

製造業=理系というイメージを持つ方も多いですが、文系出身で製造業で働いている方はたくさんいます。

研究・開発関連の職種は高い専門知識が求められるため、理系学部を卒業していることが条件となっている企業もあります。しかし製造業でも、企画・管理・人事・経理などは文系出身の人も多いです。

製造業の職種と仕事内容は?

上流工程の職種

上流工程とは、モノの部品などを形にするまでの作業です。上流工程に携わる職種には次のようなものがあります。

■鍛造:金属を叩いて成形する作業を行うのが「鍛造」です。
■旋盤:「旋盤」では、回転させた材料を「バイト」と呼ばれる固定された切削工具で削って加工します。
■研磨:「研磨」は、高速回転する砥石に製品を当てて、表面の凹凸や異物を取り除きます。光沢を出す際にも行います。

下流工程の職種

下流工程は、部品などが実際に形作られた後の作業を指します。下流工程にあたる職種は次の通りです。

■組立:1つの製品にはたくさんの部品が用いられています。それらを組み合わせていくのが「組立」の仕事です。
■塗装:組み立てられた製品に着色したり、さび止めを塗布したりするのが「塗装」です。
■検査:製品に不備がないかを確認するのが「検査」の仕事です。機械を使って検査する場合もあれば、目視でチェックする場合もあります。
■梱包:完成した製品を出荷するために箱などに詰めるのが「梱包」です。単純作業であるため、未経験でも取り組みやすい仕事となっています。

製造をサポートする職種

これまでご紹介してきた職種は、モノづくりに直接携わる立場でした。しかし、製造業にはスムーズなモノづくりをサポートする職種も数多く存在します。

■研究開発:「研究開発」では、既存の製品の改良や新しい製品の開発に取り組みます。また、新技術や新素材についての研究も行います。
■生産管理:製品を生産するスケジュールやペースを管理するのが「生産管理」の仕事です。単に生産を増やすだけでなく、より大きな利益を出せるよう、需要を考慮しながら、供給量を考える必要があります。また、作業にあたる人たちに作業の手順などの指示を出す役割も担います。
■商品企画:購買意欲をかき立てる商品のアイデアを出すのが「商品企画」です。世の中の流行やお客様のニーズなどを迅速にキャッチし、新たな商品を生み出していきます。
■営業:自社製品を魅力的にアピールし、販売するのが「営業」の仕事です。分かりやすくプレゼンするだけでなく、「この人から買いたい」と人間的な魅力を感じてもらうことも大切な職種です。
■広報:多くの人に自社製品を知ってもらうために、広告やCMで自社製品の宣伝を行うのが「広報」です。ターゲット層やメディアに合わせたアピール方法を工夫することが求められます。

製造業に向いている人とは?

仕事の結果を形に残したい人

製造業の魅力は何と言っても、仕事の成果が「モノ」として形に残ること。そのため、自分の頑張りを目に見える形として残したい方にはおすすめの仕事です。

自分が携わった製品が世の中で活躍しているのを見ると、嬉しさや誇らしさが込み上げてくること間違いなしです。

新しいアイデアを出すのが得意な人

世の中にはすでにたくさんのモノがあふれており、お客様に「これが欲しい」と思ってもらうのは難しくなっています。そのような現状の中で「商品企画」や「広報」といった職種では、自社製品を売り出すための新しいアイデアが求められています。

そのため、既存の路線に囚われないアイデア力を持った人や、多角的に物事を見ることができる人にとっても、製造業は能力を発揮する場となるでしょう。

細かい作業が好きな人

製造業で行われる作業は、どれもミスの許されない緻密なもの。その細かな作業を的確かつ迅速にこなしていく必要があります。

そのため、細かい作業が苦痛にならない人は戦力として活躍できるでしょう。製造の過程に携わらない「研究開発」や「生産管理」でも、細やかさは必要とされます。

製造業の職種をよく知るには

製造業の業界研究をする

業界研究には、業界研究用のサイトや書籍を参考にするといいでしょう。製造業に関する基礎的なことが学べるはずです。

製造業の企業のホームページを見てみるという方法もあります。新卒採用のページには、業務内容の解説や、社員インタビューなどが掲載されていることも多いので、その業界の職種について理解を深められるでしょう。

OB・OG訪問をする

職種の違いや仕事内容について知るには、OB・OG訪問をするのもいいでしょう。製造業の企業で働いている先輩に直接話が聞けるので、疑問や不安を解消することができます。

大学の窓口や就職課などで製造業で働いているOB・OGを紹介してくれるので、相談してみてください。

インターンシップに参加する

製造業界の職種について詳しく知るには、インターンシップに参加するのもいおすすめです。会社や仕事について知ってもらいたいという思いで、インターンシップを実施する企業がほとんどだからです。インターンシップの内容は企業により異なりますが、次のような内容であることが多いです。

・事業や業務内容の説明
・職種別の仕事体験
・仕事を疑似体験するワークショップ
・社員との座談会
・社員との質疑応答

インターンシップで仕事を体験することで、その仕事が自分に合っているかどうかを見極めることも可能です。自分にマッチする仕事や職場を見つけるために、インターンシップの機会を大いに活用してください。

最後に

製造業にはたくさんの職種がありますので、漠然と製造業を志望いても、就活はなかなか進みません。まずは「どの職種を志望するのか」をある程度絞っておきましょう。

また、モノづくりは「自分だけで黙々と作業する」というイメージがありますが、実際には様々な職種の人たちが支え合いながら、1つの製品を作り上げています。そのため、どの職種に就くにせよ、一定のコミュニケーション能力は必要となります。

「人と話すのが苦手」と感じる場合には、一人で抱え込まずにキャリアセンターや学生相談室などに相談してみましょう。

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