大学生に人気の就職先である「公務員」。その人気は高く、ある調査では就職したい企業・業種ランキングNo.1が地方公務員、No.2が国家公務員となっています。特に地元で安定した職業につきたいと願う大学生は多く、地方公務員の人気ぶりが伺えます。
公務員になるには、試験に向けたスケジュールを理解し、早めに対策をとる事が大切です。今回は公務員志望者の就職活動の流れや、試験対策などについてお伝えします。

- ・公務員試験の勉強を始めるのにベストな時期は?
- ├試験勉強はいつから始める?
- └勉強の期間はどのくらい必要?
- ・公務員志望者はなるべく早く就活の準備をスタートしよう
- ├公務員になるための準備①HPで詳細を確認
- ├公務員になるための準備②公務員の説明会に参加する
- └公務員になるための準備③インターシップ制度を利用する
- ・出願から採用までの流れ
- ├出願
- ├1次試験
- └2次試験
- ・公務員試験の対策について
- ├過去問を中心に解く
- ├面接対策は事前準備をしっかりと
- └論文対策も欠かせない
- ・公務員就職と民間企業就職で迷っている場合
- ├公務員就活と民間企業就活の違いを知っておこう
- ├公務員就活と民間企業就活の両立は可能
- └併願のメリット・デメリットを理解しておこう
- ・公務員試験に落ちてしまったら
- ├公務員浪人をする
- └民間企業就活に切り替える
- ・まとめ
公務員試験の勉強を始めるのにベストな時期は?
試験勉強はいつから始める?
公務員試験対策はいつごろから始めるべきなのか迷ってしまう人も多いでしょう。卒業生にアンケートを取ったところ、大学3年生の4月~6月に本格的に勉強を始めたという人が最も多いことがわかっています。
公務員の予備校でも試験の勉強は最低1年前からスタートすることをすすめています。中には大学2年生から、予備校などに通い始める人もいるようです。公務員を目指すなら、なるべく早い時期から準備を始めるのがいいでしょう。
勉強の期間はどのくらい必要?
勉強期間はどのくらい必要なのでしょうか?志望職種や個人の努力によっても変わるのであくまでも目安ですが、大手の公務員対策予備校によると、国家総合職で1年~1年3ヵ月ぐらい、地方上級や国家一般職でもおよそ1年必要とされています。
公務員志望者はなるべく早く就活の準備をスタートしよう
公務員試験を受けるなら、できるだけ早くから就職活動や準備をスタートするべきです。大学4年生になると試験勉強や受験で忙しくなるので、大学3年生のうちから準備をしておきましょう。
公務員になるための準備①HPで詳細を確認
希望職種が決まったら、HPなどで「採用枠はあるか」「昨年度の採用実績や試験の形式はどうだったのか」などを調べておきます。
2月ごろになると試験の日程がホームページに掲載されるので、忘れずにチェックしましょう。
公務員になるための準備②公務員の説明会に参加する
大学3年生の2月~3月ごろになると、主に大学内で公務員の説明会が開かれます。OBやOGが訪問してくれることもあるので、積極的に出席しましょう。
また大学によっては公務員セミナーを開いているところもあります。模擬面接も受けられるので是非参加してみましょう。
公務員になるための準備③インターシップ制度を利用する
公務員の仕事を詳しく知るには、インターンシップ制度を利用するのがおすすめです。インターシップの体験は仕事内容を知るだけでなく、自信につながり就職活動に大きなプラスとなります。
大学の就職課もしくはキャリアセンターで募集することがあるので、興味があれば聞いてみると良いでしょう。インターンを紹介をする専門のサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。
出願から採用までの流れ
ここでは、出願から採用までの大まかな流れについてご紹介します。公務員試験は、要綱が毎年ほぼ同じなのでホームページに乗っている前年度の要項を事前に見ておくと参考になります。
出願
基本的には、3月までに各機関の説明会やセミナーは終了します。希望職種が決まったら、ホームページよりエントリーを行いましょう。
公務員は職種によって出願の受付期間が違うので、スケジュールをしっかりと把握しておく必要があります。
1次試験
だいたい4月~9月の間に1次試験が行われることが多く、1次試験は筆記で「教養」「専門」「教養記述」の3つです。
「教養」と「専門」はマークシートが主ですが、「専門」試験で論文試験が実施される場合もあります。「教養記述」は多くの大卒程度公務員試験で行われる試験で、1000~1600文字ぐらいの論文を書くというものです。
2次試験
1次試験に合格すると、2次試験に進みます。2次試験では面接が行われますが、国家公務員総合職など一部の試験では論述式の筆記試験も行われます。
公務員試験の対策について
過去問を中心に解く
公務員試験対策の1つとして、過去問が掲載された問題集を繰り返し解くことをおすすめします。試験は過去に出題されたものと似ている問題が出されることも多いので、過去問をマスターすることで合格に近づくでしょう。
間違えた問題は、解説を読んで徹底的に理解するようにします。日にちを置いて再挑戦して、本当に理解していたかどうかチェックしてみることも大事です。
面接対策は事前準備をしっかりと
筆記試験がうまくいっても、その次には面接が待っています。面接で慌てないように事前準備をしっかりしておきましょう。面接には個別面接と集団面接があり、多くは個別面接で行われます。しかし最近は、与えられた課題をグループで討論する集団討論もあるようです。
面接では公務員にふさわしい人物であるかどうかや協調性、人間性などを判断します。面接前には、訪問シートあるいは面接シートと呼ばれる書類を事前に提出しておきます。このシートに従って面接が行われるので、シートの作成と受け答えの準備を念入りに行いましょう。
論文対策も欠かせない
地方公務員試験では、論文試験の配点が高い傾向があります。論文で点数を落とすことのないように、こちらもしっかりとした対策が必要です。参考書などを利用してコツコツと準備を進めておきましょう。
公務員就職と民間企業就職で迷っている場合
公務員就活と民間企業就活の違いを知っておこう
公務員就活と民間企業就活ではスケジュールが異なるため、それぞれのスケジュールに合わせて準備を進めていく必要があります。
公務員の中でも国家公務員と地方公務員では採用スケジュールが異なるため、いつまでにどんな準備をするか自分でスケジュールを立てておかなければなりません。
インターンシップの募集時期も公務員就活と民間企業就活では異なるので、インターンへの参加を考えている方は募集時期をチェックしておきましょう。
公務員就活と民間企業就活の両立は可能
公務員試験の対策をしながら、同時に民間企業への就活に挑戦する人もいます。公務員試験に合格して、さらに民間企業の内定を獲得している就活生も少なくありません。
併願をするとなると、公務員試験対策、面接対策、企業研究、民間企業の筆記試験対策、グループディスカッション対策など、やることがたくさんあります。スケジュールの管理なども大変になることは覚悟しておきましょう。
併願をすると就活期間が長くなるため、体力やモチベーションを保つための工夫も必要です。
併願のメリット・デメリットを理解しておこう
公務員就活と民間企業就活の併願のメリットは、幅広い就職先を知ることができる点です。就職先はたくさんあるので、はじめから選択肢を狭めずに、まずはいろんな可能性に対してオープンでいることも大切です。
併願のデメリットは、対策しなければならないことが多いこと、スケジュール調整が大変なことでしょう。
公務員就職と民間企業就職で迷っているなら、とりあえずは両方の説明会に参加したり、インターンシップに参加したりしてみてください。公務員でも民間企業でも、大学1年生から参加できるインターンシップもあります。
公務員就活と民間企業就活で迷っている場合は、できるだけ早い段階でインターンシップに参加し、どちらが自分に向いているかを見極める機会とするといいでしょう。公務員就活と民間企業就活を通して多くの職場や企業を見てから進路を決定するのでも遅くありません。
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公務員試験に落ちてしまったら
公務員浪人をする
どうしても公務員として就職したい場合、留年して翌年の公務員試験に再度チャレンジすることも可能です。その場合は公務員浪人をすることになり、公務員試験の勉強や対策などを継続します。
浪人に抵抗があるなら、大学院に進学して勉強を続けながら公務員試験の勉強を続けるのもいいでしょう。大学院を卒業すれば、院卒区分での試験が受けられるようになります。大卒区分よりも倍率が低い院卒区分なら、合格する可能性を高められます。
公務員試験対策をサポートしてくれるスクールやサービスもあるので、独力での合格が難しいと感じた場合はこうしたサポートを受けることを考えてみてください。
民間企業就活に切り替える
公務員試験に落ちてしまった場合でも、企業の二次募集などに間に合う場合があります。公務員並みに安定している企業もありますし、福利厚生が充実している企業もたくさんあります。希望条件に合う企業があれば、積極的に挑戦してみましょう。
いったん民間企業に就職して、翌年か数年後に公務員試験に再チャレンジする方法もあります。民間企業で働いた経験を公務員としていかすことも可能なので、将来を見据えた新しいプランを考えてみるのもいいでしょう。

まとめ
就職は人生を左右する大事な出来事で、大学生活の大きな仕上げとなります。公務員は不況に影響されず、福利厚生も充実している仕事。人気はかなり高く、しっかりとした準備が必要になります。就職試験の流れをしっかりとつかみ、就職活動を早めにスタートさせることが大事です。試験間際になって慌てないように計画的に行動していきましょう。
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