事前に想定しておけば余裕？面接でよくある質問と回答ポイント3選！

就活生ならほとんどの人は、面接は緊張するもの。それでも、自分が話すべき内容がしっかり頭の中にインストールできていれば、落ち着いて回答ができるはず。
そこで、今回は「よく聞かれる質問」と回答のポイントについて説明していきます。

志望動機は「仕事にする理由」「この会社でなければならない理由」を。

中にはコレさえ明確であればOK！という会社もあるほど大切なのが志望動機。だからこそ、少なくとも志望動機だけは、深く深く掘り下げてから参加しましょう。
ポイントの一つ目は、その会社がしていることに「仕事として」関わらなければならない理由。「その会社のサービスが好きだから」「楽しそうだから」という理由は、志望動機として通用しません。
自分の人生の大切な時間を使ってまで、何故それがやりたいのか？その根拠に対して納得の行く回答を提示できれば、「この人は本気で頑張ってくれそうだ」と面接官は感じるはずです。
ポイントの二つ目は、他でもない自社である明確な理由です。例えば、「とにかく銀行で働きたい！」ということばかり強調してしまうと、「銀行ならどこでもいいなら、他で採用してもらってくれ。」と判断されてしまう可能性があります。
会社説明会で聞いた社内の取り組みや会社の理念、競合と比較して秀でている部分や特色のあるサービスを持ち出し、「だからこそ、この会社で内定が欲しい！」という熱意をぶつけましょう。

失敗談や短所…ネガティブな質問は、実はポジティブさを計られている。

あまり大々的に言えない短所や失敗談等、ネガティブな質問を投げかけられるパターンもあります。
こういった質問の意図は、ネガティブな質問を通してその方の前向きさを見ていることが多いのです。
欠点を素直に認め、改善する努力や補完する注意を怠っていないか。失敗を失敗のまま放置せず、失敗に向き合い成功へと導いたか。
欠点がいない人間も、失敗したことがない人も殆どいないはずですので、「ありません」と回答するのは違和感があります。ですから、失敗談や短所を聞かれた場合は、そのまま素直に回答して構いません。
ただし、「その後こんなことを行った結果、失敗する前より改善されました。」といった、失敗を通じた成功体験や、「こんな欠点があります。ですから、いつもこのようにしています。」といった、自己管理能力をアピールする質問としてとらえてください。

才能は？長所は？自己PRは？ありきたりな回答は「つまらない人」に直結！

今度は上記の逆。ポジティブな話題です。PRになる回答と、実は面接官を飽き飽きさせてしまう回答は、どこが違うのでしょうか。
それはオリジナリティです。面接官は、「私の長所は、明るくコミュニケーション能力に優れたところです。」といった、よく聞く決まり文句は耳がタコになるほど聞いています。
ということは、そんな話をしてくる人＝どこにでもいる普通の人＝魅力的とはいえない、となってしまいます。
まずは具体例を出しましょう。「私はあまりにも性格が明るいので、あだ名が電球になってしまいました。」といった、一風変わった具体例だと、面接官をちょっと笑わせることができるかもしれません。
そして、強烈なくらいのエピソードも必要です。「私は外国語が一切話せないのですが、世界12カ国に友人がいます。それは私が、コミュニケーション能力に長けているからです。」と言われると、「言語も話せないのにどうやって友達になるの？」と、面接官の気を惹くことができますね。
そんな風に、長所を裏打ちするような、特徴的で他の人には一切ないエピソードを盛り込むことが大切です。

事前に心づもりをしておくと確かにスムーズに回答できますが、絶対にしてはならないのは、話題のための捏造。面接官は複数の質問を通じて、あなたの全体像を掴もうとしています。
そこに一貫性がなければ、「自分をよく見せようとしているだけだな」と思われてしまいます。
事前の準備はあくまでも事実に基づいて、自分の魅力を最大限に引き出すために行いましょう。