就活生に求められる「主体性」とは?アピール方法と身に付け方をそれぞれ解説!

「主体性」とは物事に進んで取り組む力のことです。社会人基礎力の中で前に踏み出す力に位置づけられています。この主体性を身に付けてアピールするためにはどうすれば良いのでしょうか。大学生が今できることをまとめていきます。

目次

主体性とは

主体性は経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として提唱した社会人基礎力のなかの1つです。目標に向けて自分発信で積極的に動く力のことを指します。

前に踏み出す力

社会人基礎力は「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力から構成されており、発信力は「前に踏み出す力」に位置づけられています。

この「前に踏み出す力」とは一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力と定義されています。言われて受動的に動くのではなく、自分から積極的に行動することが求められます。

自主性との違い

主体性と自主性、言葉は似ているものの少し意味が違います。日本国語大辞典によると主体性は「行動する際、自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること。また、そういう態度や性格」、自主性とは「 他に頼らず、自分の力で考えたり行なったりすることのできる性質」のことです。

つまり行動する内容が決まっていてそれを積極的に行うのが自主性、行動する内容から自分で考えるのが主体性です。少しわかりにくいですが、アルバイトで言われた仕事を積極的に行った経験などは主体性があるとは言えないので注意しましょう。

主体性を身に付けるためには

ここまで主体性について解説してきましたが、実際に主体性を身に付けるためにはどうすればよいでしょうか。主体性を身に付けるために意識するポイントを紹介します。

自分の意見を持つ

主体性を身に付けるためには能動的に考える姿勢が必要です。目的に向けて自分から提案・実行していくための第一歩として自分の意見を持つところから始めましょう。なんとなくでどっちでも良いからと流されていては積極的な行動にはつながりません。夕飯のメニューや休日の過ごし方など小さなことからで構いません。自分の意見を持って自ら意思決定できるようにしていきましょう。

興味を持てるきっかけを探す

あたりまえですが自分が興味のないものよりも興味を持てるものの方が積極的に関わりやすいです。興味があるものがたくさんあればそのままそれに取り組めば良いですが、興味を持てるものがあまりないから主体性を身に付けるのを諦めるというのはもったいないです。

あまり興味を持てないなという場合は一部でも興味を持てそうなきっかけ探しから始めましょう。よく知らない場合は調べて情報を得ることできっかけが見つかるかもしれませんし、人と話すことがきっかけになるかもしれません。

何を求められているのか考える

先述した自主性との違いにもあるように主体性に優れている人は目標に向けて自分で行動する内容を決定することができます。そのために必要なのは今何を求められているのかを理解することです。行き当たりばったりで声をあげるのではなく、何を目的としていて何が必要なのかという視点を意識しましょう。

就活で「主体性」をアピール

就活で「主体性」をアピールするためには根拠となるエピソードが必要不可欠です。主体性を発揮した自分の経験を探していきましょう。ここではアピールする際に使えるエピソード例を紹介します。

目標を設定して自ら行動した経験

アルバイト中の手が空いた時間を有効活用して周辺の清掃をすることでお客様に気持ちよく利用してもらったことや、音楽サークルで地域のお祭りに出演することを提案して実行委員を務めたなど目標を設定して行動した経験は主体性の代表例となります。

現状に満足せずに工夫して取り組んだ経験

アルバイトのマニュアルに不便さを感じたため同僚と一緒にマニュアルをアップデートした、サークル活動で練習時間に無駄があると感じてそれまで何となく伝統的にやっていたメニューをなくしたなど、現状に満足せず自分から改善に取り組んだ経験も主体性の良い例です。

最後に

主体性は社会人基礎力の中の前に踏み出す力の1つで、物事に進んで取り組む力のことでした。主体性を身に着ける第一歩は自分の意見を持って自ら意思決定をすることです。簡単そうで意外とできていないことなのでぜひ取り組んでみてください。



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