「発信力」とは自分の意見をわかりやすく伝える力のことです。社会人基礎力の中でチームで働く力に位置づけられています。この発信力を身に付けてアピールするためにはどうすれば良いのでしょうか。大学生が今できることをまとめていきます。

- ・発信力とは
- ├チームで働く力
- └発信力=SNSのフォロワー数ではない
- ・発信力を身に付けるためには
- ├発信する場をつくる
- ├準備よりも継続
- └相手が知りたい情報を意識する
- ・就活で「発信力」をアピール
- ├伝えて受け入れられた経験
- └相手の求める情報を理解して伝えた経験
- ・最後に
発信力とは
発信力は経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として提唱した社会人基礎力のなかの1つです。単に言いたいことを言える能力ではなく、わかりやすくしっかりと相手に伝えられる力のことを指します。
チームで働く力
社会人基礎力は「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されており、発信力は「チームで働く力」に位置づけられています。
この「チームで働く力」とは多様な人々とともに目標に向けて協力する力と定義されています。個人の仕事に囚われず様々な人々とつながりを持って協力していこうという姿勢が求められます。また会社で求められる「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」もチームで働く力に含まれます。
発信力=SNSのフォロワー数ではない
発信力と聞くとなんとなくSNSを連想する人も多いと思いますが、必ずしも「フォロワーが多い=発信力が高い」とは言えません。なぜなら発信力は目立つことや人気があることではないからです。多くのフォロワーがいれば自分の発信したものを見てくれる人は増えますが、それが相手に伝わっているかはまた別の問題です。ただ、多くの人が知りたい情報を発信しているからこそフォロワーが増えるというのも事実です。
そのためSNSのフォロワー数を例として発信力をアピールしたい場合は「フォロワーが多いから私には発信力があります」ではなく、「○○を意識して発信するとフォロワーが増えて発信力が身に付きました」のようにどこを意識・工夫したのかを取り入れるようにしましょう。
発信力を身に付けるためには
発信力を強みにするためには何をすればよいのでしょうか。発信と聞くと難しいイメージがありますが、実際は身近な方法で身に付けることができるスキルです。具体的に3つの方法を紹介していきます。
発信する場をつくる
発信力は相手に伝わることが大切なのでなかなか1人では身に付けることはできません。そのため発信力を身に付けるためには発信を実践できる場を持つことが一番です。具体的には人との会話やSNSやブログを活用、YouTubeなどがあります。特にSNSは手軽でいいねの数など数字で反応を見ることができるため発信力を高めるのにわかりやすい方法です。
準備よりも継続
最近は発信力について書かれた書籍もたくさんありますが準備をして知識をつけるよりも、実際にやってみて自分で体験する方が効率的です。実際にやってみて、語彙力が足りなければそのための訓練をすればよいですし、知識が足りなければ本を読んだり調べたりすれば身につきます。
まずは実際にやってみて自分の得意な分野や苦手なことを知りましょう。また発信力を高めようと思った場合継続的にやる必要があります。はじめは上手くいかなくても続けることで、何が需要があるのか、どんなタイミング・言葉を使えば反応が良いのかわかるようになります。
相手が知りたい情報を意識する
何かを伝えようと思ったとき、真っ先に思いつくのは自分が好きなことや自信のあることです。しかし自分の伝えたいことと相手が知りたいことは必ずしも一致しません。相手が今どんな状況でどんな情報を欲しているのかを意識すると伝わりやすくなります。はじめは自分の得意分野でも良いですが慣れてきたら相手の特性に注目していきましょう。
就活で「発信力」をアピール
就活で「発信力」をアピールするためには根拠となるエピソードが必要不可欠です。発信力を発揮した自分の経験を探していきましょう。アピールする際に使えるエピソード例を紹介します。
伝えて受け入れられた経験
アルバイトでマニュアルが複雑でわかりにくかったため、社員に伝えて勉強会を開いてもらえることになった、インターンのグループワークで自分の意見を具体例を用いて伝えたことで共感してもらえて受け入れられたなど、自分の意見を伝えて相手に受け入れられた経験は発信力の代表例となります。
相手の求める情報を理解して伝えた経験
ブログでコラムを書いてはじめは全然見てもらえなかったがターゲットを学生に絞って読みやすいように文章の量を減らすと見る人が増えた、塾講師のバイトで生徒のレベルや得意科目・苦手科目によって指導内容を変えていたなど、相手の求める情報を意識して伝えた経験も発信力の例となります。そのとき相手の求めていた情報がどんなことで、伝える際にどのように工夫したかを具体的に入れるとわかりやすくなります。
最後に
発信力は社会人基礎力のなかの1つで、意見をわかりやすく伝える力のことでした。チームで円滑に仕事を進めるために重要な力となっています。社会人基礎力のなかでも比較的短時間で身に着けることができるためぜひ取り組んでみてください。
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