【例あり】長所として「明るい」をアピールするときのポイント!

就活で長所を質問されたときに「明るい」ことをアピールする就活生は少なくありません。そのため、ただ「明るい」を長所として挙げるだけでは、他の就活生と差別化できずに十分なアピールとならない場合があります。

そこで今回は、長所として「明るい」をアピールするときのポイントや言い換え表現などについて解説します。「明るい」を用いたアピールの回答例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

「明るい」は長所としてアピールできる?

明るさは企業に求められている

企業では大勢の人が働いています。そんな中でいつも元気よく笑顔を見せてくれる社員がいれば、職場の雰囲気も良くなり、働きやすさが向上します。

また、取引先や顧客などと接するシーンでも、明るく受け答えができる社員の方が好感を持たれやすく、信頼関係を築きやすくなります。

そのため、他者から良い印象を抱いてもらいやすい「明るさ」は企業にとっても必要とされているのです。

「明るい」だけでは抽象的で魅力が伝わりきらないことも

「明るい」という言葉には非常に多くの要素が含まれています。例えば、いつも笑顔でいることも「明るい」と表現できるでしょうし、トラブルが起こっても気持ちを切り替えて行動する力も「明るい」と言えるでしょう。

「明るい」をアピール材料とする時には、より具体的な言葉で自分の「明るさ」を説明することが大切です。

長所として「明るい」をアピールするときのポイント

「明るい」を具体的に定義する

まずは自分の「明るい」について具体的に定義しましょう。単に「私の長所は明るいところです」と言うよりも、「私の長所は逆境にも前向きに立ち向える明るい性格です」や「私の長所は周りの人を元気に出来る明るい笑顔です」など、簡潔かつ具体的に示した方がイメージしやすいですし、他の就活生との差別化がしやすくなります。

明るさを生かして活躍したエピソードを示す

自分なりの「明るい」を定義できたら、その明るさを生かして活躍したエピソードを紹介しましょう。

エピソードを書く時には、次の順に書いていくと、分かりやすくまとまります。

1.取り上げるトラブルの内容を簡潔にまとめる
2.自分の「明るさ」をどのように活用したかを説明する
3.トラブルがどのように解決したかを示す

自分の明るさが企業にどう生かせるかを伝える

企業にとって「入社して活躍できるかどうか」は重視しているポイントです。そのため、入社してからどのように自分の「明るさ」を生かすつもりかを説明しておくと、採用担当者に「この人は本当に活躍できそうだ」と魅力を感じてもらいやすくなります。

ただし、企業が求める「明るさ」とあなたの持つ「明るさ」にズレがある場合もあります。例えば、企業は「なんにでも前向きに取り組む姿勢」を求めているのに、あなたが「場を明るくする笑顔」をアピールしても十分なアピールにはなりません。会社説明会やOB・OG訪問などで企業のニーズをしっかりつかんでおきましょう。

面接での振る舞いにも注意!

どれだけ文章で「明るい」を長所としていても、面接で極端におどおどしていたり、うつむいていたりしていると採用担当者は「長所に明るさを挙げているけれど、実際にはそうは見えないな…」と感じてしまいます。

面接で明るい振る舞いが出来なければ、単に「明るい人ではない」というだけでなく、「嘘をつく」という悪印象を与えてしまう可能性まであるのです。

長所として「明るい」をアピールするからには、面接での振る舞いにも注意が必要です。 「面接では緊張してしまいそう…」という場合には、事前にしっかりと練習を重ね、面接の雰囲気に慣れておくようにしましょう。

「明るい」の言い換え表現を使ってアピールするとより効果的

ただ「明るい」というだけでは、就活の自己PRとしては弱いです。「明るい」を他の言葉で言い換えて、もう少し深みのある自己PRにする必要があります。

「明るさで会社に貢献してくれそうだ」と思わせるには、仕事にいかせる長所であることをアピールしやすい言い方や言い換え表現を使うのがいいでしょう。

ここでは「明るい」の言い換え表現をいくつかご紹介します。

協調性をアピールする

明るい性格が周囲の人といい人間関係を築くことにつながっていることをアピールできれば、協調性がある人だと思われ、職場にもうまく馴染めそうだと思ってもらえる可能性が高いです。

明るく振舞うことや笑顔でいることを意識しているなど、普段から心がけていることや工夫していることを伝えるのがいいでしょう。

「人と話すときは声のトーンをあげるようにしています」「毎朝鏡に向かって笑顔の練習をするのが日課です」など、努力していることを具体的に話します。

ムードメーカーとして職場の雰囲気を明るくできる

ただ単に「私は明るい性格です」と言うよりも、「ムードメーカーとして場の雰囲気を盛り上げるのが得意」という言い換え表現を使う方が就活のアピールとしては有効です。

部活での声出しや応援でチームの雰囲気が変わることを実感した、自分の明るさでその場の雰囲気を良くしたり盛り上げるコツを学んだ、など職場を明るくしてくれそうだと感じさせるエピソードを盛り込むといいでしょう。

ポジティブな性格である

失敗したりうまくいかないことがあっても落ち込まない、ポジティブな性格であるという言い換え表現を使うのもいいでしょう。失敗してもへこたれない精神力の強さや前向きな性格は仕事の現場でもいかすことができる長所です。

失敗しても諦めずに取り組んだ経験や、前向きでいるために心がけていることなどをエピソードとして話すといいでしょう。

コミュニケーション能力の高さをアピール

バイト先やサークルなどで、コミュニケーションを増やすことで人間関係が改善した、その場の空気が明るくなったなどのエピソードもいいでしょう。

人見知りせず、初対面の人ともすぐに打ち解けることができる性格は、営業の仕事や接客業、受付業務などの職種には、効果的なアピールになるはずです。

長所としての「明るい」をアピールする例

私の長所は、困難なことに対しても前向きに行動できる明るい性格です。

私は大学時代にスーパーマーケットでレジ打ちのアルバイトをしていました。スーパーマーケットは値下げを始める夕方頃から非常に混み合うのですが、新人の頃はレジ作業に手間取ってしまい、「もっと早くしてほしい」「不愛想だ」とお客様からご意見をいただくこともありました。

失敗続きの毎日に落ち込むこともありましたが「落ち込んでも仕方がない」と気持ちを切り替え、先輩にレジ作業の様子をチェックしてもらい、スムーズにこなせるよう練習を重ねました。

その結果、レジの作業もテキパキとこなせるようになり、気持ちに余裕が生まれて笑顔でお客様と接することができるようになりました。貴社に入社した際にも、何事にも前向きに取り組んでいきたいと考えています。

まとめ

長所として「明るい」をアピールする際には、自分の明るさがどのようなものかをしっかり掘り下げておくことが大切です。丁寧に自己分析を行うのはもちろん、身近な家族や友人にも「自分がどんな性格か」を聞いてみるのがおすすめです。

また、面接でも明るさを発揮することも重要です。しっかりと面接に向けた準備を重ねて、気持ちに余裕をもって臨めるようにしておきましょう。



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