面接で度々聞かれる「今までで一番嬉しかったこと」。”今までで一番”と言われるとなかなか即答するのは難しいかもしれませんが、この質問では就活生が何に喜びを感じるのか、そこから何を学んだかが見られています。この質問の回答例とNG回答を解説します。

- ・「今までで一番嬉しかったこと」を聞く意図
- ├面接に適したエピソードを選べるか
- ├どんなことを嬉しいと感じるのか
- └嬉しかったことから何を学んだか
- ・「今までで一番嬉しかったこと」回答のポイント
- ├主体的な経験であること
- └仕事につながりやすい経験であること
- ・「今までで一番嬉しかったこと」の回答例
- ├チームで達成した経験
- └苦手なことを克服した経験
- ・「今までで一番嬉しかったこと」のNG回答
- ・最後に
「今までで一番嬉しかったこと」を聞く意図
この質問の意図は次の3つを知ることです。
・面接に適したエピソードを選べるか
・どんなことを嬉しいと感じるのか
・その経験から何を学んだのか
面接に適したエピソードを選べるか
普段の友達との会話であれば、嬉しかったことはどんなことを言っても良いですが面接となると別です。例えば、宝くじで当たったことや家族旅行に連れて行ってもらったことはこの質問の答えとして適しているとは言えません。なぜなら宝くじは運によるものですし、家族旅行は人にやってもらったことだからです。またバイトが台風で休みになったや賭け事に勝ったことなど世間的に見る目が厳しいことも避けておくべきでしょう。
どんなことを嬉しいと感じるのか
面接官は学生がどのようなことに最も喜びを感じたのか、その価値観が自社と一致しているのか知りたいと考えています。例えば接客のある企業ならば人に感謝されたことに喜びを感じる学生に共感してもらえる可能性があります。ここまで直接的でなくてもこの質問からその学生のモチベーションの要因や価値観を読み取ろうとしているのです。
嬉しかったことから何を学んだか
最後は今までで一番嬉しかったことからその学生が何を学んだか知ることです。ただ楽しかった、嬉しかったで終わってしまっていては不十分です。その経験からどんなことを学んで次に活かしたのかを伝えるようにしましょう。
「今までで一番嬉しかったこと」回答のポイント
「今までで一番嬉しかったこと」を聞く意図がわかったところで実際の回答のポイントを見ていきましょう。
主体的な経験であること
「今までで一番嬉しかったこと」の質問の意図3つ目は嬉しかったことから何を学んだか知るためでしたが、人に流されてやったことや偶然起きた嬉しかったことから何かを学ぶことは難しいです。そのため自分が主体的に行ったエピソードを選ぶようにしましょう。
仕事につながりやすい経験であること
面接はあくまで一緒に働きたい人を見つける場です。話すエピソードがどうその仕事につながるのかイメージしてもらうことが重要になります。チーム経験やコツコツ努力した経験、困難を工夫して乗り越えた経験などは仕事の場面でも応用しやすい例となります。
「今までで一番嬉しかったこと」の回答例
今までで一番嬉しかったこと回答のポイントは「主体的であること」「仕事につながること」でした。ここからは実際に回答例を見ていきましょう。
チームで達成した経験
チームで活動した経験は人間関係を学べることや仕事につながることから良い例となります。ここでも単にチームにいた経験ではなく主体的に動いたことを取り入れるようにしましょう。
<例文>
ゼミで出場した小論分コンテストで優秀賞を受賞したことです。
金融に関する提言を行うという名目で、ゼミ生5人のグループで出場しました。システム提案からアンケート実施、結果の分析、資料作りという流れで進めたのですが、メンバーと意見が合わなかったり、アンケートが予想より時間がかかってしまったりと苦労の連続でした。
締め切りの前日に完成して提出できたときは達成感を感じました。また優秀賞という結果を聞いてときの喜びは今でも覚えています。
この体験を通じてチームで1つのものを作り上げる難しさや、コミュニケーションの重要性を学ぶことができました。
苦手なことを克服した経験
苦手だったことを努力して克服した経験は仕事につながりやすい経験です。苦手なことにどう取り組んできたのができるだけ具体的に伝えましょう。
<例文>
それまで苦手だった英語を勉強してTOEFLの目標点を取得できたことです。
私は中学生の頃からずっと英語に苦手意識があって、大学に入学したときもTOEICは400点ほどしか取れていませんでした。しかし海外文化に興味があって在学中に留学に行きたいという目標があったため、2年生の夏期休暇に一念発起してTOEFLの勉強をはじめました。
はじめは全く読めずにほとんど勘で解くしかなかったのですが、毎日少なくとも1時間はやると決めて勉強したところ3年生の5月に目標点数を取得して留学に申し込むことができました。結果がわかった時はとても嬉しくて何度も確認してしまいました。
この経験を通してコツコツやる難しさや、苦手なことに向き合う重要性を感じました。
「今までで一番嬉しかったこと」のNG回答
反対に面接で適さない回答は「努力していないこと」「受動的であること」です。前述した宝くじで当たった経験や旅行に連れて行ってもらった経験がこれに当たります。あくまでそこから何を学んだかが大事なので自分から行動したエピソードを選びましょう。
最後に
面接で「今までで一番嬉しかったこと」を聞く意図は「面接に適したエピソードを選べるか」「どんなことを嬉しいと感じるのか」「その経験から何を学んだのか」を見ることでした。「主体的」かつ「仕事につながる」エピソードを選択するようにしましょう。
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