テレビ局のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について

華やかなイメージから、就職先として人気の高いテレビ局。テレビ離れやテレビ業界の不況がささやかれているものの、就職を希望する学生は多く入社倍率はかなり高いです。

倍率の高いテレビ局への就職を目指すなら、ポイントになるのがテレビ局インターンへの参加です。ここでは、テレビ局への就職を検討している方向けに、テレビ局でのインターンの内容、開催時期や選考について解説します。

テレビ局のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について
目次

テレビ局のインターンに参加するメリット

テレビ局で実施されているインターンに参加することで得られるメリットは数多くありますが、ここでは3つご紹介します。

各テレビ局の社風や業務理解が進む

一つ目に、社風や業務について深く知れることです。テレビ局の仕事といっても関係者などが身近にいなければ、具体的なことは詳しく知らないことが多いです。

TBSはドラマ寄りだったり、日テレはバラエティー寄りだったりというように、インターンの講義内容やGW(グループワーク)内容はそのテレビ局の色が出てきます。

その年に注目されていることによっても大きく変わってくるので、詳細はテレビ局のHPやその年のニュースを確認しましょう。番組制作や報道制作といった仕事の具体的な業務理解を進めるためにも、詳細に見て、質問できる機会であるインターンは貴重です。

就活の本選考で有利になる

二つ目に、本番選考に有利になることです。インターンに参加することで、特別選考コースに乗ることができたり、インターン中の行動が評価されて、覚えてもらえたりすることがあります。

夏インターンに参加することで、冬インターン選考の際に、ESが免除されたりして、冬インターンは選考において優遇されるようになっていることが多いです。

インターン後に呼び出されて、面談をし、内定をもらったなんて話もあります。これらの可能性をつかむためにもインターンに参加することは非常に有益です。

自己PRの材料になる

就活では、ES(エントリーシート)や面接で、自己PRを求められることが多いです。しかし「自己PRで話すことがない」「自慢できるような経験がない」という就活生も少なくありません。

テレビ局のインターンに参加した経験は、自己PRの材料になるので、面接の際に話す内容やESの内容をより濃いものにできます。

インターンシップへの参加は、その企業や仕事に熱意があることや志望度が高いことのアピールにもなります。インターンの経験をうまく自己PRにつなげる工夫をしてみましょう。

テレビ局のインターン・部門別内容解説!

テレビ局のインターンは、事業部門別になっていることがほとんどです。アナウンサー、制作、さらに制作部門別とかなり細かく分かれているテレビ局もあります。ここでは、事業部門別にインターン概要例を見ていきましょう。

アナウンサー部門

アナウンサー部門のインターンは主にセミナーと体験がセットになったのものが多いです。 主にアナウンスの基本指導やスタジオを用いての模擬アナウンサー体験ができるところが多いです。アドリブで限られた時間で自己PRすることもあるなど、緊張感のあるインターンとなります。

記者部門

記者部門限定のインターンを行っているテレビ局は限られますが、一部のテレビ局ではかなり本格的に記者に特化したインターンを行っており、深く記者としての業務を知ることができる貴重な体験をすることができます。

インターン内容は主に、活躍されている記者の方の話を聞き、実際に取材体験をして記事を書き上げるといった流れです。記者部門はインターン参加後、面談に呼ばれ、そのまま内定ということもあるそうです。

記者部門のインターンで力を発揮するために、長期のライターインターンなどに参加するのも良いかもしれません。文章を書くのに慣れることができます。ライターは多くの企業が募集しているので、ぜひチェックしてみてください。

制作部門

制作部門はテレビ局により、「技術」「スポーツ」「番組クリエイター」「報道コース」「ITビジネス・総合職」などと細かくインターン内容が分かれている場合もあります。主な流れは共通して以下のようになっていることが多いですが、詳細は志望するテレビ局の公式HPを確認してください。

会社概要説明→仕事内容説明(番組制作講義や機材体験など)→グループワーク(番組制作・企画立案といった実践形式)→フィードバック→座談会

グループワークは、事前に出した企画書からの番組制作GW(台本制作、キャスティング、撮影、動画制作など)だったり、事前課題をもとにしたものだったり、と選考段階で提出したものをつかうものも多いです。

実際に出た課題内容例としては、「ラグビーのワールドカップの際に放送する番組を企画せよ」など。課題やGW内容は旬のイベントに関わるものが出やすい傾向にあると言えるでしょう。ちなみに報道コースなどは、グループワークの他に模擬取材や原稿作りから動画制作まで行うところもあるようです。

テレビ局のインターンが実施される時期は?

グループワークインターンは3年生の夏と冬に多い

大手テレビ局のインターンは夏と冬の2回実施されることが多いです。夏は参加者の幅が広く、冬になっていくほど、参加者の本気度が高くなっていきます。

大学生なら何年生でもOK

学年が指定されていることもありますが、基本的に夏インターンは何年生からでも参加OKのところが多いです。1年生から参加すると、かなりの志望度の高さをアピールできるでしょう。

通年で募集している長期インターンもおすすめ

テレビ局の制作部門希望の方は、テレビ局の制作に携わっている制作会社などに行くと、長期で映像制作インターンを募集していることがあります。

「インターン 制作会社」などで調べると出てくるので、制作をやりたいと考えている方は、制作会社で経験を積んで、実際のテレビ局インターンに臨んでも良いでしょう。

テレビ局のインターン選考や課題はどうなってるの?

基本的な選考フロー

実施の約2か月前に応募締め切り

実施の約1か月前にES提出・動画選考締め切り

夏実施~冬実施インターン本番

ES提出・動画選考について

アナウンサー部門や制作部門どちらでも動画選考がかなり主流になってきています。しかし、フジテレビのクリエイターズコースインターンなどといったように制作部門インターンでも、直接面接があることもあります。

選考用の課題に合格すれば参加可能

ESには自己PR以外にも、様々な課題が設定されていることも。テレビ局ならではの質問も多いです。例えば、「好きなテレビ番組とその理由は?」「実際に会ってインタビューしたい人物は?質問は?」など。

他にも変わった質問が繰り出されることはマスコミ界共通であるようです。必ずしも笑いを取りに行かねばならないことはありませんが、具体的に埋めるようにしましょう。

テレビ局のインターン選考ではどんな課題が出るの?

応募するコースや時期に沿ったお題が課せられることが多いです。2019年にはラグビーワールドカップに関するお題が出されました。番組制作部門では、ラグビーワールドカップを伝える番組制作体験などがありました。

また、2020オリンピックを魅力的に伝えるための番組作り体験などもありました。時事について目を通すようにしておくと、攻略しやすいかもしれません。

テレビ局のインターン選考を突破するには

テレビ局はインターン選考も超難関!

テレビ局はインターン選考も高倍率のため、とても難関になっています。インターン選考に受かると、本番選考も有利になることがあるため、インターン選考も気を抜かないようにしましょう。

ES(エントリーシート)の作成もしっかりと

テレビ局のインターンは、エントリー数が非常に多いため、もちろん空欄の項目が目立つようなESは通過できません。

何か尖った内容でないといけないと思う人も多いですが、インターン参加者の自己PRはエピソード自体はありふれたものであることがほとんどです。ありふれたエピソードであっても「いかに魅力的に伝えるか」ということに重点を置くことをおすすめします。

テレビ好きであること、優秀で熱意があることだけでなく、視聴者視点のような普通の感覚も持ち合わせていることが大切です。可能であれば、OB訪問やWebインタビュー、セミナーなどを通して職種理解を進めていくと良いでしょう。

最後に

テレビ局は人気の就職先です。大手テレビ局への就職は最難関と言われていることもあり、テレビ局インターンも非常に高い倍率となっています。ES対策などをしっかり準備しておくことが大切です。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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