「あなたの強みは?」就職活動をしていると、ES(エントリーシート)や面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問ですよね。
でも、自信を持って答えられる人は少ないのではないでしょうか?「自分の直さなきゃいけないところはよくわかるけど長所がわからない」「自慢できる強みは自分にあるのだろうか?」「自分より優れている人はたくさんいるだろうし」とと自分の強みを見つけられていない就活生も多いと思います。
ではどのようにして見つけていったら良いのでしょう?ここでは、強みの見つけ方や強みをうまくアピールする方法について解説します。

- ・なぜ強みを聞かれるのか
- ├人となりを知る
- └企業や仕事とのマッチングを見る
- ・強みの見つけ方
- ├親や友人に聞く
- ├自分のスキルから考える
- ├自分の弱みから考える
- └強みは突出している能力でなくてもいい
- ・企業にアピールできる「強み」にするポイント
- ├企業目線で強みを考えてみる
- └業界研究や企業研究と合わせて強みを考えてみる
- ・強みを聞かれた時の答え方
- ├「強み」はわかりやすく簡潔に
- ├具体的なエピソードを盛り込む
- └強みをどう会社で活かしていくか答える
- ・最後に
なぜ強みを聞かれるのか
そもそもなぜ企業は「強み」を聞くのでしょうか?
人となりを知る
強みを聞くことで、その人の人となりがわかるからです。面接官は「強み」を聞くことで、就活生のいいところや得意なことを知り、どんな人間かということを理解したいと思っています。
強みを聞かれた時にどのように答えたら良いかという正解もなければ、不正解もありません。だからこそ強みを聞くことで、自分自身のことをどのようにとらえているのか。何か対応しなければいけないことが起こったときどのように対応する人なのか。そのようなことが判断できるのです。
企業や仕事とのマッチングを見る
また、強みを聞くことで、企業との相性や仕事への適性が判断しやすくなるという理由もあります。
社風にマッチしそうか、自社で活躍する素養がありそうかなどを判断される材料となるため、「強み」のアピールはとても重要なポイントとなるのです。
強みの見つけ方
多くの就活生が、「自分には自慢できる強みなんかない」と悩んでいるのではないでしょうか?しかし、強みがない人なんていません。見つけ方に、少しだけコツが必要なだけです。今回は見つけ方のヒントを少しご紹介したいと思います。
親や友人に聞く
まずは自分の一番近くで、一番長い時間自分を見ている人に聞いてみることです。他人は自分の気づいていないこともたくさん知っていますし、客観的に見ています。 第三者視点から自分の強みや良い点をピックアップしてもらいましょう。
例えば、学生時代に地元のサッカーチームのコーチをしていたとします。本人は楽しいからやっていただけだと思っていても、人からみたらリーダーシップがあったり積極性がある人と思われるかもしれません。
自分から見る目線と他人から見る目線は違います。そもそも「強み」は客観的な評価に基づくものなので、自分ではなかなかわかりづらいもの。まずはまわりの人からヒントをもらい、自分の性格の他の特徴と照らし合わせて整理していきましょう。
まとめ
①身のまわりの何人かに自分の強みを聞く
②多くの人にピックアップされた長所で志望企業へのアピールになりそうなことを強みとする
自分のスキルから考える
「強み」とは、必ずしも性格や人柄の話とは限りません。例えば語学留学に行き、英会話スキルを習得した人であれば、「英語を使ったコミュニケーションができる」ということが強みになります。
または習い事にもヒントが隠れています。ずっとピアノを習っていた人であれば、発表会などで定期的に人前に出ることを経験していることが多いです。そういった場合は「人前でパフォーマンスをすることに慣れている」ということがアピールできそうです。
これまで勉強してきたこと、腕を磨いてきたことこそ、他の人にはない強みとなります。
まとめ
①これまでの経験や習い事を整理する
②そこで学べたことや身についたスキルを強みとする
自分の弱みから考える
弱みと強みは全然違うもののように見えますが、弱みは強みの裏返しでもあります。
例えば、自分はマイペース過ぎるのが弱みだと思っているとします。しかし言い方を変えれば、マイペースな性格は「落ち着きのある性格」ともいえます。
あるいは「自己中心的な所が弱みだ」と思っているとすれば、それは「自分の意見がしっかりある」ということの裏返しだったりします。
人は自分の強みはなかなか見つけられないけれど自分の弱みはよく見つけられるもの。「弱みならたくさん思いつく」という人は、そこから自分の強みを見つけていきましょう。
まとめ
①自分の弱みを挙げる
②ポジティブな言葉に言い換えて強みとする
強みは突出している能力でなくてもいい
部活動などの実績や他人より優れている能力がないから、自分の強みは無いって考えている人もいるでしょう。ですが、強みは必ずしも他人より突出している能力である必要はありません。面接では強みよりも強みを発揮したエピソードの方が重要になるので、自信をもって自分の強みをアピールしましょう。
企業にアピールできる「強み」にするポイント
企業目線で強みを考えてみる
「自分が志望する企業ではどのような人が活躍しているのか」「どのような人材が求められているのか」というところから、自分の強みを考えてみましょう。
例えば、プログラマーなど一日中パソコンの前で行う仕事とスポーツジムのインストラクターのように体を動かす仕事では求められる強みは違います。
「プログラミング経験がある!新しい言語を勉強することが大好き!」という強みがある人は、プログラマーの採用では重宝されるかもしれません。しかしスポーツジムのインストラクターの採用となると、強みとしてのインパクトは薄いです。よっぽど面接官がパソコンやプログラミングが好きだったりすれば別ですが…。
このように求められる強みは業種・職種によって異なっています。そのため、自分が就職したい職種ではどのような人材が求められているのか。どのような強みを持っていたら活躍できそうか。といったことを考えてみると良いです。
自分がその業種で大活躍している姿を想像しながら考えてみると楽しいと思います。想像するのはタダですしね。どのように活躍しているのか、その将来の私はどのような強みを持っているのか、想像してみてください。そこに過去の自分の経験やエピソードと照らし合わせ、強みとしてアピールしましょう。
まとめ
①志望職種で求められる要素をリストアップする
②自分の強みと結び付けてみる
業界研究や企業研究と合わせて強みを考えてみる
中には「営業はコミュニケーション力」「IT系はパソコン知識」と表面上だけ捉えて強みを想像する人がいます。確かに間違いではないですが、それでは不十分です。
営業に必要なのはコミュニケーション力だけではありません。お客様に何度断られてもめげない忍耐なども必要です。もっというと、営業をかける商品によっても求められる強みは異なります。だからこそ企業は色々な人材を求めているのです。
「就活ではこの強みを話すと評価が上がる」というような“正解”はないので、「自分はどの職業のどの職種につきたいのか」「目指している会社はどんな社風なのか」「そこで自分はどのように活躍できる可能性があるのか」といった細かい企業研究が必要になってきます。
会社ごとに強みを変える必要はありませんが、その企業の社風や求めている人材にマッチしていれば採用される可能性は高くなります。
まとめ
①自分の志望する業界や会社が求める強みを想像する
②自分に備わっている性格やスキルと共通する部分を探し強みとする
強みを聞かれた時の答え方
強みを見つけられたら、どのように回答するべきかを考えましょう。
「強み」はわかりやすく簡潔に
では、どのような回答が好印象なのでしょうか? こういうと学生の皆さんは困ってしまうかもしれませんが……実はこの質問に正解はありません。
これまでお伝えした通り強みのアピールポイントは人それぞれですし、同じように伝え方についてもいろいろな言い方があります。そのため、基本的に自分の考えていることを簡潔に、しっかりと伝えることができれば問題ないのです。
「私の強みは、一度決めたことは最後まで諦めずやり遂げることです」
「私の強みは、どんなタイプの人ともうまくコミュニケーションがとれることです」
というように、わかりやすく簡潔に一文でまとめるようにしましょう。
具体的なエピソードを盛り込む
大切なのは、相手に理解と納得をしてもらうこと。例えば強みを聞かれて「私の強みは〇〇です」だけしか答えないのは説明不足です。
必ず、それが強みだと思ったエピソードと一緒に話をしましょう。その強みを発揮したのはいつなのか、どんな課題があったのか、どのように課題解決に向けて取り組んだのか、その結果学んだことはあるのか、などのようになるべく具体的にエピソードを書くことを意識すると良いです。
例えば、自分は我慢強いところが強みだと思ったとします。その場合、「私の強みは我慢強いところです。学生時代は〇〇に打ち込んでおり、〇〇というトラブルがあって辞めたいと思ったこともありましたが〇〇という目標に向かって4年間頑張ってきました。結果〜。 」と言った具合に今までの自分の経験を交えて話をすると良いでしょう。
強みを考えることの方に焦点が置かれがちですが、重要なのは強みの内容ではありません。実は「強みをアピールするためのエピソード」の方が重要なのです。
強みをどう会社で活かしていくか答える
強みを裏付けるエピソードも重要ですが、どう自分の強みが活かせるのか答えるのも忘れてはいけません。企業研究で得た情報、事業や業務内容、などを基に自分の強みがどう企業に貢献できるか考えてみましょう。
例えば
「新しい物事に積極的に挑戦するチャレンジ精神を活かして、営業職として新規顧客の獲得をしていきたい」
「物事に柔軟に対応する協調性を活かしてクライアントと自社のエンジニアのパイプ役になりたい」
最後に
いかがだったでしょうか?正解も不正解もない質問なので難しいですよね。しかしこの「強み」というのは最も自分という人物像を伝えやすい質問事項です。
採用試験中は一人一人に割かれる時間はほんのわずか。そのわずかな時間で自分をわかってもらい、魅力を感じてもらわなければなりません。
そのためには自分ならではの強みを見つけて「うちの会社にきて欲しい」と思われることが一番なのです。効果的なアピールができるように、頑張っていきましょう。
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