志望動機として「社風の良さに惹かれて」「社風に共感して」など、「社風」について書く就活生は少なくありません。しかし、ただ闇雲に社風を理由にしてもライバルと差をつけられず、採用担当者の目に留まらないこともあります。
せっかく時間をかけて書くのなら、採用担当者が手を止めて見てくれるようなエントリーシートや履歴書にしたいですよね。
今回は志望動機で「社風」について書く時のポイントと採用担当者の心に響く例文をご紹介します。

- ・志望動機で「社風」を挙げてもいいの?
- ├「社風」を書くこと自体はOK
- └「社風」以外にも意欲を伝える要素をプラスして
- ・志望動機で「社風」について書く時のポイント
- ├社風が自分にとって魅力的である理由を書く
- ├社風だけでなく「この企業だから」を書く
- └企業研究に基づいて書く
- ・志望動機で「社風」について書く時の例文
- ├例文①「こんな会社・職場で働きたい!」という気持ちをアピール
- └例文②感銘を受けた言葉やフレーズを盛り込む
- ・志望動機で「社風」について書くときに具体性を高めたいなら
- ├会社説明会に参加する
- ├OB・OG訪問をしてみる
- └インターンシップに参加してみる
- ・志望動機で「社風」について書くときに注意したいこと
- ├薄っぺらい内容にならないよう注意
- └「好き」「憧れ」だけで終わらせない
- ・最後に
志望動機で「社風」を挙げてもいいの?
「社風」を書くこと自体はOK
志望動機として「社風」について書くことは問題ありません。「社風」とは企業が持っている文化や価値観、雰囲気などを指します。長い時間をかけて企業が作り上げてきたものですから、簡単に変わることはありません。
そのため、「社風が合わない」と感じている人にとっては企業で過ごすことが苦痛となってしまい、せっかく採用しても長く勤めることが難しくなってしまいます。
「社風が合っているかどうか」は、企業としても安定して働くことのできる人材を探すための1つの基準となっているのです。
「社風」以外にも意欲を伝える要素をプラスして
「社風」を志望動機として挙げることは、企業に対して「自分はこの企業で長く働けます」というアピールをすることにつながります。
しかし、企業はあなたの人柄などを知りませんから、「本当に社風が合っているのか」「本当に長く働けるのか」「志望動機がなくてとりあえず社風を書いただけでは?」など、疑問や心配も抱いています。
そのような企業の心配を払拭するためには、社風以外にも企業に対して興味・関心があり、高いモチベーションをもって志望していることを伝える必要があるでしょう。
志望動機で「社風」について書く時のポイント
社風が自分にとって魅力的である理由を書く
単に「社風に惹かれました」では具体性がなく、企業には何も伝わりません。自分にとって魅力的である理由をできるだけ具体的に書くようにしましょう。
「貴社の〇〇な社風が私の××な点に合っていると感じました」「私は××のような働き方がしたいと考えており、貴社の〇〇な社風はその目標にぴったりだと考えました」など、企業の持つ社風があなた自身の個性や目標と一致していることを示すことで、紋切り型の「社風に惹かれました」という志望動機を超えることができます。
社風だけでなく「この企業だから」を書く
「社風に惹かれました」という志望動機は、他の企業でも使い回すことができてしまいます。履歴書の志望動機に「社風に惹かれて志望しました」としか書かれていないと、あなたにそんなつもりがなくても採用担当者に「使いまわしじゃないか?」という疑念を持たせてしまいます。
「他の企業ではなく、この企業だからこそ志望しているのだ」という、具体的な理由を必ず加えるようにしましょう。
企業研究に基づいて書く
学生は実際に企業で働いた経験があるわけではありません。そのため、「社風が合っている」と伝えても、企業としては「どうしてそう思ったのだろう?」と感じてしまいます。
まずは企業の事業やサービスの内容、経営理念や代表挨拶などを読み込んでみてください。対外的に示している考え方や価値観は社内でも広く共有され、社風を作り上げるベースとなっていることがあります。
これらの客観的な情報に基づいて「このような情報から、〇〇な社風を感じた」と説明できるように準備しておくことが大切です。もちろん、インターンなどで実際に体験したことがあれば、それもまた社風を知るための重要なエピソードとして活用することができるでしょう。
志望動機で「社風」について書く時の例文
例文①「こんな会社・職場で働きたい!」という気持ちをアピール
私が貴社を志望した理由は、貴社の挑戦的な社風に魅力を感じたからです。私は新しい事業やサービスを生み出す仕事に取り組みたいと考えてきました。貴社のホームページで「想像と創造」というコンセプトのもと、社員の皆様が新しい事業に次々に挑戦している姿を拝見し、強い感銘を受けました。どんな挑戦でも背中を押してくれる環境で私も一緒に働きたいと思っております。
例文②感銘を受けた言葉やフレーズを盛り込む
私は貴社のインターンシッププログラムに参加しました。その際に社員のみなさんの、自分の仕事に夢中になりいきいきと働いている姿にとても感銘を受けました。インターン中に聞いた社員の方の「妥協したものは面白くない」という言葉からは、社員1人ひとりが自分の仕事に責任をもって取り組んでいるのだとも感じました。私も自分の個性をいかしながら仕事に夢中になれる働き方がしたいと考え、貴社を志望いたしました。
志望動機で「社風」について書くときに具体性を高めたいなら
会社説明会に参加する
志望動機で「社風」について書くなら、最低でも会社説明会には参加しましょう。社員が質問を受けているなど、実際に社員の方と話ができる機会が設けられているといいですね。
就活イベントなどの合同説明会よりも、その企業で実施される説明会に参加すると、より社風について知ることができます。
OB・OG訪問をしてみる
「実際にその会社で働いている人に会ってみる」というのも、いい方法です。OB・OG訪問で会った社員の方から受けたイメージを「社風」に結びつけて書くのもいいでしょう。
OB・OG訪問では面接のような緊張感なく、企業の雰囲気について話を聴くことができます。できれば一人だけでなく複数の先輩に会ってみると、「社風」についてより理解が深まるでしょう。
インターンシップに参加してみる
社風というのは、外からはなかなかわからないものです。社風について感じたことを具体的に書くには、企業が実施しているインターンシップに参加してみるのが一番です。
ホームページの情報や説明会で聞いた内容からだけで、「社風」を判断しているのではないでしょうか?それでは「本当に社風がわかっているのかな?」と、採用担当者に疑問を持たれることがあります。
実際の社風があなたの持っているイメージとずれていることもあり得るのです。実際にその企業に行って仕事を体験してみれば、社内の雰囲気をきちんと理解することができます。
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志望動機で「社風」について書くときに注意したいこと
薄っぺらい内容にならないよう注意
ただのイメージやパンフレットに書いてあるフレーズを引用して、「社風に惹かれました」と書くだけでは、よくある志望動機と写ってしまい採用担当者の印象に残ることはないでしょう。
「なぜ惹かれたのか」「なぜその社風の企業で働きたいと思ったのか」という、具体的な理由をメインに書き上げることで、薄っぺらい印象になることを防ぎ、説得力を高めることができます。
「好き」「憧れ」だけで終わらせない
「こんな社風の会社が好き」「こんな雰囲気の企業で働きたいから」というレベルで終わらせないように注意してください。
就活の志望動機では、「好き」や「憧れ」だけでは不十分です。その社風の企業でなら「どんな仕事ができそうか」「どんな目標が達成できそうか」など、仕事と結びつけて締めくくるようにします。
最後に
企業に対して「ここで働きたい」という気持ちを伝えるのが志望動機欄です。他の企業と取り換え可能な内容であれば「別にここじゃなくてもいいじゃないか」と感じさせてしまいます。あなたがその企業に対してどれだけ熱い想いを抱いていても、伝わることはないのです。社風に関する志望動機を書いたら、キャリアセンターなどで第三者から添削を受けるのがおすすめ。ぜひ想いがしっかり伝わる志望動機を書き上げましょう。
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