どんな資格を取ればいい？就活に役立つ3つの資格

採用の世界では、「資格なんて取っても意味ない」と、よく言われています。実際、「この資格を持っているから採用する」というのは、ごく一部の超難関国家資格のみ。
そんなに採用を左右するものではありません。
それでも、「数字が好き」「海外を舞台に活躍したい」等、あなたのパーソナリティーや興味の範囲を示す具体的な指標として、どんな資格を所持しているのかはそれなりに参考にしているもの。
そういった意味でも、取っておいて損はありません。
実際にはどのような資格が人気なのでしょうか？

TOEIC

英語は、徐々に「できて凄い」時代から「できないと困る」時代に推移しています。会社によっては、英語を使う職種かどうか関係なく、TOEICで一定以上の成績を残していないと採用されない会社も出てきました。 そういった意味でも、TOEICでそれなりの点数を取得しておけば、就職先の選択肢はぐんと広がるでしょう。 一般には、730点以上の成績であれば履歴書に記載すると好ましい評価が貰えると考えられていますが、勉強中の方でも「前回は400点だったが今回は600点で急激に伸びている」「次回は800点を目指している」といった、成長をにおわせる内容でも企業側にとってはよい印象を与えられる可能性があります。 特に留学経験がある方や、国際関係・英米文学を学ばれていた方は、語学力をPRすることで大学での学びをしっかりと自分の中に落とし込んでいると評価されます。 また、TOEICの点数がよくても全然会話できない…といった方がいることが事実ですので、英語でのコミュニケーションに自信がある方は、折を見てTOEICの点数だけでなく「聞く・話すもできる」といったことをアプローチすると効果的です。

日商簿記

経理や総務を目指す方は、まずは簿記。帳簿は独特の付け方があり、一旦学んでおかないとイチから教え込むのはひと苦労。 経理はお金を取り扱うため、誠実さや緻密さなど、性格面での適正も問われますが、それとともに資格取得を必須と考えている企業も多いものです。 万が一、簿記をさっぱりやったことがない状態で経理として採用された場合、ご自身が帳簿をつける段階でかなり苦労することになってしまいます。 3級はかなりハードルの低い資格になりますので、できる限り2級以上の合格を目指して勉強しましょう。 内定を取るためではなく、実際に仕事を初めてから資格を活かしたいのであれば、就職前の時間に余裕がある時に楽しみながら学習し、丸暗記ではなくてそれぞれの意味を理解できるようになっておけば、企業内でのルールにもスムーズに適応できるでしょう。

MOS(Microsoft Office Specialist)

こちらも人気の資格のひとつ。どの企業もIT化が進み、PCと仕事は切っても切れない関係になっています。 ワード・エクセル・パワーポイントといった、企業が当然のように導入しているオフィスソフトに対するスキルを証明することで、出足で躓かない人材であることをPRできます。 また、日常的に使用するソフトだからこそ、そのスキルが高ければ高いほど業務効率化に貢献できることになり、個人的にも仕事がしやすく、社内の方にも早い段階から評価が得られるでしょう。

これらの資格は、内定を取るためだけでなく、入社後ご自身の仕事のしやすさや、対応できる業務の幅を増やすことにも役に立ちます。 長い社会人生活を見据えて、必要な資格は時間のあるうちに取得してしまいましょう。