大学3年生はサマーインターンへ行こう!

サマーインターンという言葉を聞いたことがありますか?多くの大学3年生や大学院1年生が、夏休みにサマーインターンに参加して就活のスタートダッシュを切っています。

夏休みとはいっても、参加するための準備は5月や6月から始める必要があるので、早めに動き出す必要があります。

今回は、サマーインターンの流れや選考方法、そして参加するメリットについて解説します!

サマーインターン
目次

サマーインターンとは

大学3年生向けの就業体験プログラム

サマーインターンとは、企業が就活前の大学3年生をメインターゲットとして夏に行う就業体験の企画です。

日系大手から外資系、ベンチャーなど多くの企業がサマーインターンを開催しています。 あまり知られてはいませんが経済産業省をはじめとする省庁でもサマーインターンは行われています。

半数近くの大学3年生がインターンに参加している

リクルートキャリア発行の就活白書2017によると、2017年卒学生のインターンシップの参加率は43.7%という結果になっています。さらにインターンシップ参加者総数のうち53.5%が7月〜9月にインターンに参加していたという結果も出ています。

毎年インターン参加者は増加傾向にあるため、2019年卒の学生は半分近いインターン参加率になると考えられます。

つまり、2019年卒の学生はサマーインターンに参加していることが当たり前になっているでしょう。

夏休みに開催されるサマーインターンは参加しやすい

サマーインターンの開催期間は1日~1週間が最も多く、夏休みということもあり時間がとりやすいので、インターンに興味があるならとりあえずサマーインターンに行ってみるのがおすすめです。

なお、就活やインターンシップの時期に関する決まり事を経団連という組織が決めており、以前まで原則としてインターンシップは5日間以上で開催するという制限がありました。しかし、2017年からは1日からインターンシップを開催できるようになったため、2017年は2016年よりも多くの企業でインターンシップが開催されることが予想されます。

サマーインターンの内容

サマーインターンの内容は、大きく次の3つに分けることができます。

グループワーク型…通常の業務ではなく別の課題やプロジェクトを経験するもの
仕事体感型…仕事をしている社員に同席あるいは同行するもの
説明会型…会社、仕事、業界に関する説明のみ・また職場や工場の見学をするもの

グループワーク型

グループワーク型は、与えられた条件の中で「新規事業を立案せよ」や「事業の成長戦略について提案せよ」といったテーマを小規模のグループごとに分かれた学生に解かせるものです。

与えられた状況から課題を発見し、解決するアプリケーションを実際に作るというようなものもあります。サマーインターンはこのグループワーク型が主流です。

仕事体感型

仕事体感型ではオフィスに実際に立ち入って、実際の仕事を間近でみたり、一部体験することができます。

説明会型

説明会型は、インターンと名前がついていますが実質説明会に近く、その企業の社長や役員クラスの方が講演や座談会を開き、学生の疑問に答えていくというような内容です。

サマーインターン参加までの流れとスケジュール

サマーインターン参加までの流れ

多くのインターンシップは参加するまでに選考と呼ばれるステップを通じて参加学生を選びます。
サマーインターンの選考はまず気になる企業のインターンシップにエントリー(応募)するところから始まります。エントリーした後企業から指定されたエントリーシートなどの必要な提出書類を作成し、まずはその内容によって選考が行われます。

その後、企業によってはWebテストや面接、グループディスカッションなどの試験があります。それらすべてを通過するとインターンシップに参加することができます。

サマーインターンの大まかなスケジュール

サマーインターンの情報公開から選考のような前段階の準備が行われるのが6~7月で、サマーインターン本番は8月~9月上旬の間に多く開催という流れになっています。

また、外資系や難関ベンチャー企業のサマーインターンは早いところで4月~5月の間で参加の募集を締め切ってしまうところもあります。そのため、サマーインターンといえど夏に準備を始めたら企業探しやエントリーシート提出が間に合わず、自分に合ったサマーインターンへの参加機会を逃してしまう可能性があります。

なるべく早くからサマーインターンの募集情報を探し、気になる企業のサマーインターンにエントリーしていきましょう。

サマーインターンシップに参加するメリット

サマーインターンに参加する主なメリットとして以下の4つが挙げられます。

・業界研究/企業研究になる
・本選考の練習になる
・特別選考ルートに乗ることができる
・大学生活がより充実する可能性がある

それぞれについて詳しく説明していきます。

業界研究/企業研究になる

インターンシップに参加すると企業の詳しい情報が通常よりも早くしかもより深く手に入ります。通常では企業の採用情報は大学3年生の3月1日に解禁になり、企業説明会はそれ以降に開催されます(2017年現在)。

しかし、サマーインターンは大学3年生の夏頃から参加できるので、早めに企業と接点を持ち情報を得ることができます。また、手を動かして体験するタイプのサマーインターンであれば、話を聞くだけのセミナーや説明会よりも仕事を深く理解することができます。

本選考の練習になる

サマーインターンシップ選考やサマーインターンの中で行われるグループワークは、就職活動の面接やグループディスカッションの練習になります。

本選考とインターンシップの選考は似ている部分が多く、一定のレベルまで選考対策ができていないとインターンシップとはいえ選考を通過することができません。

そのため、選考の倍率が高くいわゆる難関インターンと呼ばれるものに挑戦すると、受かっても落ちても就活の練習になり本選考で役立ちます。

特別選考ルートに乗ることができる

サマーインターンに参加しておくと、本選考の際に一次選考免除やいきなり人事面接から始まるなどの特別選考ルートに案内してもらえることがあります。

一部外資系コンサルティング企業や外資系金融企業、ベンチャー企業ではそもそもインターンシップに参加しないとそもそも選考が受けられないといったこともあります。

大学生活がより充実する可能性がある

インターンシップでは自分の大学以外の学生と接することがほとんどです。企業で働いているたくさんの社会人とも知り合うことができます。

そのため、自分の大学のコミュニティー以外の友人ができたり、多様な価値観を知ることができるなど、自分の大学生活をより豊かにすることに繋がります。

サマーインターンの選考内容

サマーインターンの選考として行われるものには、主に次の4つがあります。

・エントリーシート(ES)
・Webテスト
・グループディスカッション(GD)
・面接

これらは就活の本選考でも行われるものなので、対策しておくに越したことはありません。それぞれの選考について簡単に説明します。

エントリーシート(ES)

エントリーシ-トとはESとも呼ばれ、学生が企業に提出する願書のことです。設問には「学生時代頑張ったこと」や「長所と短所」、「インターンシップへの志望動機」、「自己PR」などがあり、人気企業だとこの内容で学生がかなり絞り込まれます。

Webテスト

Webテストは自宅のPCなどで受験するタイプのテストで、SPIや玉手箱、GMATなどいろいろな種類があります。

その中で多くの企業に使われているのはSPIです。試験科目は言語(国語)や非言語(数学)、英語などがあります。

難易度は中学卒業レベルのため、もし忘れていたとしてもSPI向けの対策をすれば得点を上げることが可能です。自信がなければ書店で売られている対策本などで対策しておきましょう。

グループディスカッション(GD)

グループディスカッションとは、学生が数人ずつのグループに分けられ、決められた時間内でお題に対して答えを出し、その過程が評価されるという選考です。

ディスカッションをディベートと勘違いしている学生が一定数いるので注意が必要です。求められているのは相手を打ち負かして答えを出すことではなく、メンバー全員が納得感をもって1つの答えを導き出すために貢献することです。

面接

面接は、学生と企業がお互いのことについて深く知り合う場で、エントリーシ-トや履歴書の内容に沿って行われます。面接もグループディスカッションと同じように慣れが必要な選考です。

また、外資系企業やコンサルティング企業、難関ベンチャー企業などでは面接の中で「フェルミ推定」や「ケーススタディ」といった思考能力を問われる変わった質問がされることがあります。

サマーインターンに参加できない、できなかった人はどうすればいい?

冬や春のインターンもある

就活生が参加できるインターンは、サマーインターンだけではありません。秋に開催されるオータムインターンや冬休みに開催されるウィンターインターン、春休みに開催されるスプリングインターンもあります。

サマーインターンに参加できない人、間に合わなかった人も諦めずに別の時期に開催されるインターンに参加してみましょう。

長期インターン

夏休みや春休みなどの長期休みに合わせた期間限定のインターンだけでなく、通年で大学生のインターンを募集している企業もたくさんあります。

長期インターンは数週間以上から長ければ数ヶ月に渡って企業でのインターンを経験することができるので、本格的に企業の仕事を体験したり、スキルを身につけることも可能です。

スケジュールに余裕のある人、大学生うちからスキルを身につけたい人は、サマーインターンだけでなく、長期インターンも検討してみてください。

短期インターン

「忙しくて長期インターンやサマーインターンに参加する余裕がない」という大学生や就活生も多いでしょう。その場合は1日〜数日で完結する、「短期インターン」に参加するのがいいでしょう。

短期インターンは、まだ志望業界や志望企業が絞り込めておらず、いろいろな業界や企業を見てみたいと考えている人にもおすすめです。

さいごに

いかがでしたか?大学3年生が就活に向けて動き出すなら、サマーインターンに参加するのが得策です。この記事を読んで早くから行動した結果、就活のスタートダッシュをうまく切ることができる学生が増えてくれれば嬉しく思います。

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