就活中にバイトってできるの?

就職活動と言えば、「先輩が忙しそうにしているなぁ」というイメージを持っている大学生は多いと思います。そんな中、気になることの1つに就活中にアルバイトを両立させることはできるのか?ということがあるのではないでしょうか?今回は就活中のアルバイトについて解説していきたいと思います。

就活 バイト
目次

お金がかかるけど時間のない就活生

就活はお金がかかる

大学4年生、修士2年生の春に本格化する就職活動では、平均的に10万円以上のお金がかかると言われています。具体的には次のような費用がかかります。

・リクルートスーツ
・ワイシャツ
・ネクタイ
・カバン
・靴
・交通費
・宿泊費
・書籍代
・飲食代

就活で地方から東京に通う場合には、新幹線代や飛行機代など交通費がかなりかかることもあります。面接までの空き時間にカフェなどを活用することが多胃ので、飲食代が痛い出費となることも多いです。遠方の企業を受けるのかどうかなどによって個人差はあるものの就活ではお金が必要になります。

しかし就活中にはアルバイト等でお金を稼ぎにくくなってしまいます。というのは、就活が本格化すると1日に何社もの企業説明会や面接が行われるようになり、アルバイトをする時間が取りにくくなってしまうからです。限られた時間の中でアルバイトをするためにどうすればいいのかは後ほど詳しく紹介します。

就活中のスケジュール

多くの学生が志望する日系大手企業の就活スケジュールは以下のようになっています。 3月~4月上旬…この時期は学生が春期休暇中ということもあり、合同説明会や企業説明会が連日開催されています。

4月~5月…企業の個別説明会が多く開催されています。ES(エントリーシート)を書き始めるのもこの時期です。企業にプレエントリーしていると、リクルーター面談という選考プロセスが行われる場合があります。

6月~8月…面接が実施されることの多い期間です。複数の企業を受けていると選考プロセスや面接の回数も異なるのでスケジュール調整が大変な時期でもあります。

就活生におすすめのアルバイト時期は?

このようなスケジュールであれば、3月~5月にかけては説明会やエントリーシート作成のためにアルバイトはなるべく少なめにしたいところです。すでに貯金がある場合や、保護者から金銭的な支援が得られる場合には3月ごろにアルバイトをやめるほうが就活に集中しやすいでしょう。

アルバイトと就活を両立させるコツ

就活をしながらアルバイトを続けるときには、常に「就活のほうが優先度が高い」ということを意識しておく必要があります。アルバイトのシフトにどうしても入ってほしいと上司から頼まれることがあるかもしれませんが、アルバイトを優先して志望度の高い企業説明会に参加できないのは避けましょう。

就活を優先させつつ、アルバイトを続けるためには次のような方法があります。

バイト先の上司、店長に相談する

バイト先の上司や店長に就活が始まることを事前に相談しましょう。就活に対して理解のあるバイト先ではESなどで忙しくなる3月だけ休ませてもらうことができたり、勤務日数の調整をしたりできることがあります。

バイト先を変える

バイト先に相談しても理解が得られず今までどおりシフトに入るように言われたり、平日の日中にしか働けないようなバイト先だったりする場合はバイト先を変えるというのも一つの手です。

しかし就活で忙しくなりシフトにあまり入れないことがわかっている学生を積極的に採用するバイト先はあまり多くないので見つけるのは大変かもしれません。就活が本格的に始まる前から就活と両立できるようなアルバイト駄菓子を始めるのがいいでしょう。

就活中でも続けやすいアルバイトの特徴

シフトの融通がきくアルバイト

一般的にアルバイトのシフトは1ヶ月以上前に提出しなければならないないことが多いです。面接の予定が1ヶ月以上前に決まるとは限りませんので、そのようなアルバイトだと就活との両立は難しくなるでしょう。

就活中は、シフトの希望を直前に出せるようなアルバイト先を探すのがおすすめです。1週間ごとや2週間ごとにシフトを提出するアルバイトもあるので、そのような基準でアルバイトを探してみるのもいいでしょう。

勤務の頻度が少なくてもOKなアルバイト

「週1からの勤務でOK」「1日2〜3時間から」、というアルバイトも少なくありません。就活の負担にならずにアルバイトをするなら、勤務の拘束時間や頻度が少ないアルバイトを探してみるのもいいでしょう。

シフトを入れるときには、できるだけスケジュールに余裕をもたせるようにします。面接がある前の日にはアルバイトをいれない、1週間に1度は自己分析のためのまとまった時間を確保するなど自分で意識しながらスケジュールを組みましょう。

就活とかぶらない時間帯のアルバイト

就活中のアルバイトが難しいのは、忙しくなること以外にもスケジュール調整が困難になることがあげられます。就活の説明会や面接とアルバイトのスケジュールがかぶってしまうことが多いからです。

就活の多くは平日の日中に行われます。夜の遅い時間などに会社説明会や面接が実施されることはほとんどないので、夜勤務のアルバイトならスケジュール調整がしやすいでしょう。あるいは土日だけのアルバイトをするのもおすすめです。

就活中におすすめのアルバイト

短期バイト

長期バイトではなく、土日だけ働ける短期バイトを探してみましょう。短期バイトであれば単発で働けるため就活の負担にはなりにくいです。例えば、コンサートやフェスなどのイベント会場で運営を行う「イベントスタッフ」や「試験監督」、「引越しスタッフ」、「清掃スタッフ」などの仕事があります。

在宅アルバイト

現在では在宅しながらスキマ時間に働ける仕事も増えてきています。クラウドソーシングと呼ばれるシステムを利用すれば、誰でも在宅で仕事をすることができます。仕事の種類としては、システム開発、アプリ開発、デザイン、専門記事の作成、翻訳など特別な知識を必要とするものから、体験談の投稿、アンケート、テープ起こしなど誰でも取り組みやすいものまで用意されています。

単発の短期バイトは数時間から1日にかけて働くことが多いですが、クラウドソーシングでは1時間程度の空き時間にも働くことができます。自分自身の就活に合わせて働き方を考えていくようにしましょう。

就活中は選考結果の連絡などで、企業から電話がかかってくることも多いです。アルバイト中に企業からの電話に出ることができないと、スケジュール調整に影響することもあります。企業からの電話にも応答できるなど、自由がきく在宅アルバイトなら就活との両立もしやすいでしょう。

有給のインターンシップ

短期のインターンシップは主に就活を行う3年生向けに夏休みなどの長期休暇中に行われています。内容は実務を行うというよりグループワークなどで企業理解を深めるといったものが中心ですが、給料をもらえるものもあり、日給1万円×1週間など短期間でまとめて稼げるものもあります。

給料だけでなく、企業研究や業界研究に役立つ・面接やエントリーシートの練習になる・選考で有利になるなどのメリットもありますので、休暇中に一気に稼いで就活でもリードしたい学生はぜひインターンシップを探してみましょう。

就活中にアルバイトをする上で気をつけること

就活中にアルバイトをするときには次のことに気をつけるようにしましょう。

就活、学業を優先する

先程「就活はアルバイトよりも優先度が高いことを意識する」と伝えましたが、学生の本分は学業です。アルバイトをした結果、学業がないがしろにならないようにしましょう。万が一、卒業論文が完成しなかったり、単位を取りそこねたりすると就活以前に大学を卒業することができません。就活、学業、アルバイトのバランスを見ながらスケジュールを立てていきましょう。

体調を崩さないようにする

体調を崩してしまうと、企業説明会に参加することができなかったり、面接の日程変更によって迷惑をかけたりしてしまいます。就活中は一日に何社も訪問するときの移動であったり、慣れないスーツを1日中着たりと体力を使います。体力だけでなく、面接の時には精神もすり減らしてしまいます。体力面、精神面で大変なときこそ適切な休憩が必要になります。就活以外の時間はすべてアルバイトに当てるとはせず、適度に休むようにしましょう。

まとめ

就活をしながらアルバイトをすることについて紹介してきました。就活がはじまる前に貯金をしておくことができればそれに越したことはありませんが、なかなかそうもいきません。よりよい就活を送るために必要であれば、アルバイトを続けたり新たにはじめたりしていきましょう。身体・精神的に追い込まれやすい就活中ですが、自分の将来に直結するため悔いが残らない選択をできるといいですよね。



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